CAST41
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九校戦最終日。
「いっそ殺せぇぇぇぇぇぇぇぇえええ……」
テーブルの対面でTS将輝が突っ伏している。
その巨乳がむにゅってテーブルでつぶれていた。
同席者は顔を赤くしている。
「どういうことか説明しろ千葉白夜」
その同席者に問い詰められる俺。
「ハハハハ…落ち着けよジョージ」
「これが落ち着いてられるか!?」
はい、将輝のTSがジョージにバレました。
事の発端は昨日贈った服を開き直った将輝が朝食の席で俺達に自慢してた事だ。
それを偶々見かけたジョージが将輝を問い質し(TSしてんのにわかるとかジョージヤベェ)将輝がゲロった結果、俺と将輝はホテルのカフェでジョージに迫られていた。
なお真夜さん達は俺を見捨てた。
特に水波。
「俺の特異魔法でな。性別を変えられるんだよ。仕組みは聴くな。俺もわからんから」
「じゃぁこないだ僕を女にしたのも……」
そういえばジョージがTSした姿って俺みてないんだよな…。
「俺だよ」
ジョージが席を立ち、俺に殴りかかろうとする。
「お、落ち着けよジョージ!」
それを後ろから押さえる将輝。
「離せ将輝! 僕は白夜を一発殴らないと気が済まないんだ!」
「気持ちはわかるし後で手伝ってやるが今はやめろ! 人前だぞ!」
人目がなかったらお前も参戦する気なのかよ!?
だが取り敢えず落ち着いたジョージが椅子に座る。
「それで? なんで将輝はそんな格好してるのさ」
「せっかくだからこういうの着てみるのもいいかなと思って。似合ってるだろ?」
「抵抗はないの?」
「最初はあったが、開き直った」
「そうかい…」
「スイーツ美味しいしな」
ジョージが将輝を見る。
胸を見てサッと目を反らした。
「ん? なんだ気になるのか?」
将輝が胸を寄せる。
「な、なにしてるんだよ将輝!?」
「ジョージの反応が面白かったから」
再びジョージが立ち上がった。
「僕の将輝を返せ!」
「いや盗ってない盗ってない」
それはそうと羽交い締めにされてるけど将輝の胸めっちゃ当たってるよ。
「まぁまぁ。九校戦が終わったら戻してくれるらしいし、それまでは楽しませてくれよジョージ」
「なんで将輝は平気なの!? っていうか乗り気なの!?」
「達也に比べればなぁ…」
と何故か俺を見ながら言う将輝。
「おい、なんで俺を見ながら達也の名前を出した。俺はそこまで達也に悪戯してないぞ」
達也を女体化させるのは深雪さんにお願いされたときだけだ。
正確には、深雪さんの許可があったときだけだ。
この間? 事後承諾ですが何か?
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