暁 〜小説投稿サイト〜
楽園の御業を使う者
CAST41
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「将輝、タツヤって?」

「俺と同じく白夜の被害者だよ」

「なんだかんだで楽しんでるのに被害者かよ」

「「被害者だろ」」

アッハイ。

俺と将輝がパフェを、ジョージがカフェオレを注文し、オートメーションで届けられた物をパクついていると、何故か達也と深雪さんが来た。

「お、どったのグルヴェイグ?」

「叔母上と水波ののろけがウザ………かったから逃げてきた」

こいつ言い直そうとして諦めやがった。

「お早うございますストリオーナさん」

「お早う深雪さん。ここには知ってる人しかいないし将輝でいいよ」

「ではそちらで」

ジョージが視線で誰なのかときいてきた。

「ジョージ、こちら四葉家長男の達也と長女の深雪さんだ。
達也は俺と同じく白夜に女にされている」

「はじめまして。四葉深雪です」

「達也だ」

対するジョージは…。

「き、吉祥寺真紅郎です」

ガッチガチに固まっていた。

まぁこれが世間一般に対する四葉への反応なのかな…。

「吉祥寺………。ああ、白夜に女にされたのはお前だったか」

と達也。

「ジョージ、そこまで固くならなくていい。達也と深雪さんはいい奴だから」

将輝の言葉にジョージは将輝の手を取りカフェのはじっこへ連れていった。

「少し傷つきますね」

「アンタッチャブルだからな」

そんな会話をしながら二人が椅子に座る。

「そういえば二人はどうやって逃げてきたの?」

「叔母上が逃げていいと言ったからな。どうも母上に自慢したかったらしい」

「水波ちゃんはそれに付き合わされている感じですね」

穂波さんが不憫すぎないかそれ。

二人が注文したブラックコーヒーとミルクティーが来てしばらく雑談していると将輝とジョージが戻ってきた。

「吉祥寺」

「ひゃ!? な、なに!?」

「………………………」

達也が無言でジョージを睨む。

ジョージは将輝にしがみついている。

ちょっと可愛い。

後でTSさせよ。

達也が指をピストルの形にしたジョージに向けた。

「ばん!」

「うゎあぁぁぁぁっ!?」

ジョージが伏せる。

「冗談だ」

「達也、あんまりうちのジョージをいじめないでくれ」

「吉祥寺のビビり方が面白くてつい、な」

「もう…お兄様ったら…。そんなにいじめたいなら私をいじめてくれていいんですよ?」

四葉姉妹(兄妹)の話は無視するとして…。

「ジョージ、生きてる?」

「びゃ、びゃくや……」

うわ、マジで泣いてる。

やったの達也だけど何故か俺まで罪悪感感じる…。

「あー、ジョージ。取り敢えず一回落ち着
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