ハイスクールD×D 斉天大聖 2
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を抱えた。そこには食事を運んできた悪魔を襲って逃げ出す二人が映っていた。それぞれが自分の意志でだ。これを伝えてきたグレモリー家の執事も何も言えずに顔を伏せていた。
「すまん、対応は追って伝える。そちらも大変だろう。明日一番にそちらに集まるということで纏めて欲しい」
グレモリー家の執事が深く頭を下げて通信を切る。頭を少しかいて、抜けた毛を使って分体を作ってリアス・グレモリーと赤龍帝の確保に向かわせる。
「ライザーはどうしている」
フェニックス家の執事に尋ねる。最初の通信はライザーが受け取り、丸投げしてきたからな。どうしているのかが気になる。
「ライザー様はそうか、とだけ。少し出かけるとも」
「そっとしてやれ。それから食事を運んだ悪魔に見舞金を出せ。口止め料込でだ」
見つけ出した赤龍帝とリアス・グレモリーは休憩に使うホテルに居たので流石に我慢の限界が来た。赤龍帝は神器ごと心臓をぶち抜き凍りづけにして蘇生は出来るようにしておく。リアス・グレモリーは仙術で魔力を完全封印して気絶させる。そのまま人間界に用意してある隠しアジトの一つに拘束して監禁する。ライザーだけを連れて隠しアジトに案内し、耳元で囁く。
「ここにリアス・グレモリーが居ることはオレとライザーしか知らないし、赤龍帝は蘇生できる状態で保存してある。魔力は完全に封印してあるから見た目通りの力しか無い。好きにすると良い。何も考えずに、欲望の赴くままに。レイヴェルのことは本当に感謝している。だからこれはオレからのお返しだ。必要なものがあればオレの方で手配するからいつでも声をかけてくれ」
その後、リアス・グレモリーがどうなったかはオレは知らない。ライザーもしばらく帰ってこなかったが、戻ってきた時には未練もないような顔をしていたし、たまにふらっと居なくなることもあるようだが問題ないようだ。
他に問題なっているのはリアス・グレモリーの赤龍帝を除いた眷属たちと、リアス・グレモリーが管理していた駒王の地をどうするかだ。駒王にはもう一人の純血悪魔であるソーナ・シトリーが居るのでそちらに任せてはどうかという話だったのだが、リアス・グレモリーの赤龍帝への思い入れから何らかの精神操作を行っていたのではという疑問から経過観察を行うことになり、一時的にレイヴェルが現地入りすることになった。無論、オレもそれに付いていくことにした。
レイヴェルは生徒として駒王学園に転入し、オレは保険医として潜り込むことになる。
リアス・グレモリーの眷属たちは管理者をレイヴェルとして、以前と殆ど変わらない状態で過ごすことになる。多少の制限がかかるが、遠出するのに事前に届け出が必要なのとリアス・グレモリーから連絡があればそれを伝える義務ぐらいだ。むしろ、
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