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ある晴れた日に
18部分:もう飛ぶまいこの蝶々その一
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ふざけるなよ、今だって鞄の中にな」
「授業中に出したら即没収よ」
 今にも出さんばかりの彼に江夏先生が言う。
「言っておくけれど」
「うっ、きついなおい」
 先生の言葉には動きを止めざるを得ない野本であった。
「とにかくだよ。俺だって本はな」
「漫画以外は読むのかよ」
「新聞読んでるよ」
 今度の返答も随分なものであった。少なくとも皆の確信を払拭するようなものでは到底なかった。

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