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真・恋姫無双〜徐晃の道〜
第8話 旅にGo
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俺の女の子センサーが反応している。

代々、男に備わるという伝説のセンサー!

可愛い女の子が半径1kmに入ると、反応するのだ!

・・・すまん、伝説と言うのは嘘。

だが、センサーを備えているのは本当だ。

祖父も装備していた。だが、親父は持っていなかった。かなり悔しがっていた。

俺のピーの部分のセンサーが示すのは・・・あっちか。

俺は若干急ぎ足で、センサーが示す先へと向かう。

すると、俺の視線の先には商人の物と思われる荷馬車と、その周りにいる5人の男。

囲まれてますな。俺のセンサーが反応したのは彼女かな?


とにかく、加勢しますか。





??? side

私は姓は関、名は羽。字は雲長。

私は最近まで河東郡に居た。だが、故郷が山賊によって滅ぼされた。

私の故郷の村はとても小さく、住人も30人程度しかいなかった。

それに、鍬などの農機具しか持ったことのない人たちにとって、明確な武器を手にして向かって来る山賊に太刀打ちできるはずも無かった。

山賊たちは官軍に倒されたとはいえ、私の故郷が失われたことに変わりは無い。

以前から多少は武に自身があった私は、この機会に故郷を離れることにした。

官軍に入るつもりも無かったのでな。

私は北に向かって1人旅をしていると、途中で会った商人の護衛をすることにした。

お金が無ければ、しょうがないからな。

?州に間もなく入ろうかと言う時、突然襲われた。

くっ、山賊か!!

私は愛刀である青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)を手に、山賊に立ち向かう。

「へぇっ・・・・・。良い女じゃねぇか。俺たちの隠れ家で、たっっぷりと可愛がってやるぜ・・・」

下衆めが!私が、貴様らに負けてなるものか!

「はぁっ!」

私は青龍偃月刀を振るい、近くに居た山賊に斬り掛かる。

私が振るった青龍偃月刀によって、山賊の男が宙へと舞う。

その瞬間、首の断面から血が噴き出す。

首を失い死んだ山賊は、ゆっくりと膝をつき崩れ落ちた。

だが、私の中にあるのは敵を倒した達成感でも、次なる敵への狙いでもない。

私の脳裏に浮かぶのは、父上や母上。村の人たちが死んでいった光景。

噴き出した血によって青龍偃月刀は血に濡れ、私自身も返り血で濡れている。

この状況が、私の精神を蝕んで行く。

「あっ・・・・あぁっ・・・・」
「何だ、こいつ?まあいい。早く捕まえて、隠れ家に戻るぞ」

だから、近付いてくる男たちに気付くことも出来なかった。

だが・・・・・・。

次の瞬間、目の前まで来ていた男の胴が二つに別れた。

??? side





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