暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第112話:Awakening
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クス達が知る翡翠ではなく、血のような紅であった。

『エックス…ゼロ………お前達を…破壊する』

モニター越しであるにも関わらず彼女から発せられる殺気に一同は圧倒される。

「いきなり…いきなり…何を…」

「これがルインの…内なるイレギュラーか…」

標的にされたエックスとゼロが表情を歪めた。

『お前達が私と戦えるだけの力を得たなら、ポイント11F5646に来い。私とお前達に相応しい戦いの場を用意してやる。お前達に対する私からのせめてもの慈悲だ。これから始まる戦いには場違いな目障りな屑もついでに片付けてやろう』

そう言うとルインは地球のある方向を見遣ると、凄まじいスピードで地球に向かっていった。

それを見ていたエックス達はただ呆然と見ているしかなかった。
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