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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第112話:Awakening
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ングでだ。

「勿論だよダグラス!私は絶対にみんなの所に帰ってくるからね!!」

「すまんルイン…病み上がりのお前1人に全てを押し付けるような形になって…」

「そう深刻にならないで下さい総監。これを最も高確率で成功させられるのは私なんですから。総監は総監として正しい判断をしましたよ。第一、言い出したのは私だし…まあ、さっさと行って終わらせてきます」

申し訳なさそうにルインに謝罪するシグナスに苦笑しながら言うと、次は自分の部下達が駆け寄ってくる。

「副隊長、厳しい任務かもしれませんが、成功を祈っています。」

「ありがとうビートブード」

「副隊長、どうかご無事で!!」

「私達、待ってますから!副隊長の帰還を!!」

「ありがとう」

自分の身を案じてくれる部下達の言葉にルインは力強く頷いた。

「この事件が終わってシグマウィルスの除去が終わったらみんなでまた海に行きましょうよ!!」

「あは、それいいかも」

「でしょう!?前回はゼロ隊長や女らしさゼロの女隊員軍団に妨害されましたけど、今度こそルイン副隊長とエイリアさんの麗しい水着姿をこのアイカメラとメモリーに………ぐはあ!?」

邪な考えを抱くハンターの脇腹に真横からの女性ハンターの鉄拳が炸裂した。

鉄拳を喰らったハンターは見事に吹き飛んだ。

「へ?」

「ルイン副隊長、この愚か者の言葉など一切気にしなくて結構です。とにかく任務の成功を祈っています」

「あ、うん…」

引き攣り笑いを浮かべながらもルインは頷いた。

そしてエックス達の方を見遣る。

「それじゃあみんな、行ってくるよ」

「私達は!まだ認めてなんかいないのよ!!」

「俺が言えたことではないが…お前も正真正銘の大馬鹿野郎だ…死に急ぐようなことばかりしやがって…」

「ゼロとかエイリアもそうだけど、君もまた相当の頑固者だよね。エックスの身近な存在はみんなこんな頑固者ばかりなのかな…?」

「絶対に無事に帰ってこい!!お前が死んだら悲しむ奴が沢山いるんだからな!!」

「ルイン!絶対に生きて帰ってきて!!帰ってこなきゃ…許さないから!!」

「…うん……エックス」

「……俺は、君にこんな危険なことはさせたくないんだ。本当なら君を気絶させてでも止めたい。でも…」

そんなことは許されない。

もうコロニー落下までの時間が少ない以上、個人の我が儘など通じるわけがない。

「もう、信用ないな。精鋭部隊の隊長なんだからもっとどっしり構えてないと駄目だよエックス。それとも私の腕が信用出来ない?私はこう見えてもライド系の操縦は常に高得点を叩き出してるんだよ?」

「君の腕は俺が誰よりも知っている。だけど、それでも多少
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