暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第110話:God of Destruction
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
るじゃないかルインちゃん。だが…些か自信過剰が過ぎたな!!」

間髪入れずにダイナモはブレードでルインに斬り掛かるが、ルインはセイバーで難なく受け止めた。

「甘いよ!!」

アルティメットセイバーとDブレード…光学系の斬撃武器として最高峰の性能を誇る光刃がぶつかり合う。

紫と紅の刃がぶつかり合う度に放電現象が起き、互いに全身に強大なエネルギーを纏いつつ猛烈な勢いで刃を交えるルインとダイナモ。

我流ながらダイナモの剣技は極めて完成度が高く、最強のアーマーであるOXアーマーを纏うルインと渡り合いながら些かも後れを取らない。

「これならどうだ!?裂光覇!!」

「甘いっ、アースゲイザー!!」

そして互いにエネルギーを収束した渾身の拳をぶつけ合うが、互いの威力を相殺しただけに終わり、相手に致命打を与える事は出来ない。

「どりゃああああ!!」

炎を纏わせながらの跳躍斬りがダイナモに炸裂し、空中からバスターショットを向けるとダブルチャージショットを繰り出す。

「Dブレード!!」

ダイナモはブレードを投擲し、投擲されたブレードはルインのダブルチャージショットを粉砕しながらルインに迫る。

「はああああっ!!」

それに対してルインはチャージセイバーを繰り出し、高速回転しながら迫るブレードを弾く。

壁に足を付け、そのまま足に力を入れて弾丸のようにダイナモとの距離を一気に詰めてダイナモの頬にチャージナックルを喰らわせる。

「っっ…どりゃあ!!」

チャージナックルの威力に一瞬、意識が無くなりそうになったが、ダイナモはブレードを一閃し、ルインの胸に深い傷を負わせる。

「ぐっ…!!」

「ふう…やっぱり強いわ…マジだもんな?でもここまでさ」

「ふふふ、それはどうかな?」

ダイナモがバスターをルインに向けた瞬間である。

ルインが微笑んだ瞬間に周囲のシグマウィルスがルインの体内に入り込むとたちまち、傷が修復された。

「お…おいおい。何だよそれ…再生能力なんて反則だろ……?」

傷だけではなくエネルギーもフルの状態になっていくルインを見てダイナモの笑みが引き攣っていく。

「シグマが地上にばら撒いたシグマウィルスのおかげ。このアーマーを纏っている時はどれだけ傷を負おうと、エネルギーを消耗しようとすぐに元通り。おまけにパワーアップ付きだよ。このアーマー限定とは言えこんな化け物みたいな能力が身についちゃった。さあ、これでもまだ君は笑えるのかな?傭兵君?」

笑みを浮かべながらウィルスを吸収して自己再生するルイン。

その笑みは自嘲しているようにダイナモには見えた。

当然、ルインとダイナモの戦いはシグナス達にも見られている。

「なるほど、これ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ