SS5 オオカミは、神になれるのか?
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悪者の代名詞みたいなモノなのに、優しいとは皮肉めいている。
「だいじょうぶ。私は、オオカミを悪者だからって否定しない。」
カンナは、微笑みハンカチでよだれを拭いた手をカズの頬に添えた。
「ヒュアデスの世界が出来れば、私は、かずみと一緒に、広めるよ。オオカミはヒュアデスの世界を守る神様だって。」
「オレが、カミ?」
「ヒュアデスの世界を守ってくれるでしょう?」
「うん。」
「カズを、ヒュアデスの世界の神話にする。約束するよ。」
カンナは、そう言って笑った。
自分が神様?
醜い魔獣の自分が?
カズは、自分が神として称えられることになることを想像できず、しばらく固まった。
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