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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第109話:Volcanic Inferno
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かい?エックスも大変だね、こんな嫉妬深いエイリアが相手の1人とは」
「何ですってーーーっ!!?」
「ああ、もう…ここがメンテナンスルームだって忘れてねえかなこいつら…」
エイリアとゲイトの子供のような口喧嘩に呆れるしかないルナであった。
「(シグマウィルス…今までずっと戦ってきた…あらゆるレプリロイドをイレギュラー化する最強のコンピュータウィルス。何故だ…何故ウィルスダメージを受けない?逆にパワーが漲る感覚さえ覚える…俺の身体はどうなってるんだ!!まさか…)」
ゲイト達の喧騒を気にせず、ゼロは少しずつ自分の体の異変に気付き始めていた。
そしてハンターベースの屋上ではウィルスで汚された空を黙って見上げているルインの姿があった。
そして火山地帯の最奥にある武器倉庫の前でエックスはディノレックスと対峙していた。
「バーン・ディノレックス……」
「何をしに来た!こんな所まで…。」
「お前が隠し持っている高出力のブースターロケットが欲しい。ここが秘密の武器倉庫になっているのは…調べがついている。今地上がどうなっているか分かっているはずだ。大人しく渡すんだ!!」
「あーはいはい、渡しますよ…って…そんな奴いないのも分かっているよな?大体こんな時にブースターロケットなんざ手に入れてどうする?まさか、シャトルに搭載させてユーラシアにぶつける気か?ギャハハハハッ!!もしそうだとしたら電子頭脳がイレギュラー以上にイカれてんじゃねえのかイレギュラーハンターの新総監となったシグナスの野郎は!!」
「何だと!?」
仲間を侮辱されたことでエックスの表情が怒りで歪んだ。
「そんな作戦を考える時点で電子頭脳がイカれたとしか思えねえよ!!そんな事で今更あの大質量コロニーを食い止められるわけねえだろ。どれだけシャトルをチューニングしようがな!!追い詰められたせいで元レプリフォースの癖にそんなことまで分からなくなっちまうとは笑い過ぎて腹痛えぜ。まあ、ブースターロケットが欲しいなら何時ものように戦って奪い取ってみろよ。俺様に勝てたらの話だがな。クククッ…さあ、戦ってスッキリしようぜ!何時ものようにな!!」
「くそ…」
「グランドファイア!!」
ディノレックスの放った巨大な火炎球がエックスを襲う。
エックスはブレードを振るい、火炎球を斬り裂くとチャージを終えたバスターを構えた。
「スピアチャージショット!!」
間髪入れずにスピアチャージショットをディノレックスの肩に当てる。
頑強なはずのディノレックスのアーマーすら容易く貫くスピアチャージショットの貫通力には流石のディノレックスも顔を顰めた。
「チッ…バーンタックル!!」
「プラズマチャージショット!!」
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