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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第109話:Volcanic Inferno
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ーとの換装を絡めたエックスの圧倒的な力の前に為す術も無く破壊されていくのみだ。
「スピアショットウェーブ!!」
周囲に無数の貫通弾を発生させるギガアタック・スピアショットウェーブで残りのライドアーマー部隊を殲滅した。
「…シグマめ……」
シグマウィルスに感染したがために狂ってしまった彼らを悲しげに見遣りながら先に進もうとするが、ふと視線を横にずらすと、見慣れたカプセルがあった。
「ライト博士…」
『エックス…ここでお前に与えるのはガイアアーマーのアームパーツのプログラムじゃ。このアームパーツはガイアアーマー搭載の高出力ジェネレーターを利用したガイアショットを撃ち出すためのものじゃ。ガイアショットは射程こそ短いが敵のエネルギー弾を破壊し、破壊力に優れておるのが特徴じゃ。更に他のアームパーツよりもバスターのチャージが遥かに短いのも特徴じゃ。』
要はプラズマチャージショットともスピアチャージショットとも違った特性を持つ高出力バスターだろう。
『ルインが使っていたFXアーマーを元に改良を加えているために初期のガイアアーマーよりもパワーが増しているため、エネルギーを纏った拳を相手に叩き込むことで相手の防御を無視して吹き飛ばすことが出来るガイアインパクトが使えるようになる。』
「分かりました…パーツファイルを受け取ります…」
『エックスよ…例えどれ程の絶望に苛まれようと決して諦めてはいかん。ルインとゼロ達と共にこの状況を乗り越えるのじゃ』
「はい…」
パーツファイルを受け取り、ハンターベースに転送するとディノレックスの元に向かう。
そしてハンターベースではエックスによって最後のパーツとなるガイアアーマーのアームパーツのファイルが転送され、エイリアの手で急ピッチでプログラムを解析をしていた。
「…………」
「おい、ゼロ?」
メンテナンスルームではレプリエアフォース本部から帰ってきてゲイトのメンテナンスを受けているゼロにルナが首を傾げた。
何だかゼロの様子がおかしいと気付いたから。
「…なあ」
「ん?」
「もし俺が…」
イレギュラー化したら…。
「いや、何でもない」
「そうかい?」
即座に首を振り、何でもないというゼロにルナは疑問符を浮かべながらも頷くとエイリアがメンテナンスルームに入ってきた。
「ルナ、悪いんだけど、アーマープログラムの組み立てをお願い出来るかしら?」
「おう、任せとけ」
「おや、何なら僕がしても構わないよ?」
「結構です!!」
アルティメットアーマーの件からかゲイトをキッと睨むエイリア。
それを見たゲイトが鼻で笑った。
「ふっ、まだアルティメットアーマーのことを妬んでるの
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