暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第109話:Volcanic Inferno
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ラー化したレプリフォース軍だろう。

ライデンを駆りながらエックスに向かって来る。

「くっ…スピアチャージショット!!」

ファルコンアーマーを纏ってエックスが貫通力の高いスピアチャージショットを放つとライデンの堅牢な装甲を容易く貫いた。

ファルコンアーマーは機動力を特化させたが為に、主武装であるバスターの出力自体は通常時と大差がない。

おまけに機動力にエネルギーを割きすぎたのか特殊武器のチャージが出来ないため、単純な攻撃性能は歴代の強化アーマーの中でも下に位置するだろう。

ただし、そのバスターのエネルギーをより凝縮、一点集束させる事でライデンの堅牢な装甲すら貫通する凄まじい貫通力を誇るのだ。

攻撃範囲こそ狭いが点に於ける威力については、あのプラズマチャージショットをも凌駕するだろう。

「やはりここにいる兵士もイレギュラー化しているか…しかしディノレックス…こんな所に武器倉庫を造るとはどうかしているな」

フリームーブを使って全身にエネルギーフィールドを纏いつつ、ライドアーマー部隊に向かっていくエックス。

ファルコンアーマーの機動力を最大限に解放すると目の前の兵士の眼前へと移動するエックス。

「ずあっ!!」

兵士の顔面をビームスピアで貫くエックス。

彼はその兵士からライデンを奪取すると自らもそれに乗り込み、コンソールパネルを叩くとモニターで、ついさっきまでこのライデンを駆っていた兵士にとっての友軍の位置座標を即座に把握する。

「奴らの位置座標は…あそこか!ファルコンアーマーの機動力から逃れられると思うな!!」

たった今倒された味方を囮にして付近に潜伏しているのであろう、岩陰に5機ほどの反応が見える。

イレギュラー化しても、心身に叩き込んだことは消えないのか、他のイレギュラーとは違い、統率が取れている。

「すまないが、コロニー落下まで時間がない。目の前に敵が現れたなら…撃ち払うまでだ!!」

ライデンを駆り、標的となる兵士の前に躍り出るエックス。

「プラズマチャージショット!!」

ライデンから降り立ちアーマーをファルコンアーマーからフォースアーマーへと換装するとエックスは至近距離での必殺のプラズマチャージショットを撃ち放つ。

凄まじい攻撃力と規模を誇るプラズマチャージショットに巻き込まれ、次々に爆散していくライドアーマー部隊。

ホバリング機能で如何なる悪路をも迅速に走行できるライデンも、エックスのファルコンアーマーの機動力とフォースアーマーの火力を前にしては敵うはずもない。

巧みに分散しエックスから逃れようとするイレギュラー達だが、最初に倒されたライデンのデータから大よその座標を掴まれているため次々に居場所を看破され、フォースアーマ
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