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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第109話:Volcanic Inferno
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と言うのにそれがライフセーバーには歯痒くてならないのだろう。
そしてイレギュラーとなり得る者達と今後も同列に扱われる事になるなど到底受け入れられる話ではないのだろうが…。
「(だけど今はそこに触れる段階じゃない。現時点での最優先事項はシャトル作戦だ。今は例えイレギュラーの力を借りてでも、コロニーの落下阻止が最大の課題。地球が滅んだらプライドも何もねえだろうによ。下手したらハンターの業務執行妨害で追い出されるだろうことも分からないのか?)」
「すまない弱音を吐いて…ルインもゼロもアイリスもシグナス達も…君も頑張っているのに…」
「あ?いや、気にすんなよ。弱音を吐いてもらえるってことはそれなりに信頼されてると思っていいんだよな?弱音を吐ける相手がいるってのは大切なことだぜ?でもしっかりしろよリーダーさん」
思考に専念していたためか、反応が遅れたルナだが、笑顔でエックスの背中を叩きながら朗らかに言う。
「リーダー…か…君から見れば俺はそう見えるのか?」
「は?」
「俺より優れたハンターは沢山いるんだ。ゼロやルインとか…時に迷う俺に皆の上に立つ資格があるのか?」
「ん〜、あまり難しいことは分かんねえけどな。まあ、ぶっちゃけそういうのは自分じゃ分かんねえよな。エックスもそうだけど、今となっちゃあ俺もルインもゼロ達も旧型のレプリロイドだからな。やっぱり俺達みたいな旧型は新型には能力的に敵わないのかもしれねえな。俺達にあるのは長年培ってきた経験と意地なのかもな。自分より後に生まれたレプリロイドに負けてたまるかって言うな。」
「意地か…」
「まあ、それが普通のレプリロイドならな。」
「え?」
「俺にもあるんだよ。普通のレプリロイドにはない“成長”する能力が、戦えば戦う程、知識を蓄えようとすればするほど自分の糧になる。だから俺は普通のレプリロイド程その危機感みたいなのは感じない。もし高性能な奴が現れてもそいつ以上に成長すればいいだけだからな。俺達もその能力のおかげで今を生きていられる。その点に関しては創造主様に感謝だな」
「…………」
「まあ、大いに悩みたまえ。人間は悩んで成長するらしいしな、エックス……悩み苦しむことは絶対に間違いじゃねえ。きっとそれもお前の力になるはずだからな」
「そうだな……ありがとうルナ」
「いいってことよ。気をつけてな」
ルナに見送られ、エックスはディノレックスがいる火山地帯に向かう。
そしてエイリアのナビに従って比較的安全なルートを辿り、現地に辿り着くと、灼熱の大地の中を基地を探し求めて彷徨ようこととなる。
灼熱のマグマと切り立った断崖と近付く者一切を寄せ付けない火炎地獄。
それよりも今一番厄介なのはシグマウィルスでイレギュ
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