暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第108話:Jungle Maze
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あああ!!?」
「(手応えあり!!)」
アースクラッシュを叩き込んでローズレッドを吹き飛ばすルインだが。
「本物はこっちさ!!ローズカッターを喰らえ!!」
「なっ!?」
ルインが殴り飛ばしたローズレッドは偽者だったらしく、偽者はすぐに崩れて消え、花弁のカッターがルインの体に傷をつけていく。
「くっ…」
まともに喰らって倒れた瞬間、シグマウィルスがルインに迫ってきた。
「どうやらあんたを狙ってるようだね。シグマウィルスを受けてイレギュラーになったらあんたもイレギュラーの気持ちが……ん!?」
「な、何これ…」
ローズレッドはルインの体内に入っていくウィルスを見て、ルインはイレギュラー化すると踏んでいたが、それどころかウィルスがルインの体内に入る度にエネルギーが回復し、損傷箇所が修復され、パワー出力が上がっていくことに目を見開いた。
「……シグマウィルスを吸収してそのエネルギーを回復と自己強化に回す…こんな芸当が出来るのは突然変異の僕くらいかと思ったけど、まさかあんたまで出来るなんて…不思議なものだね、イレギュラーハンターにイレギュラーが紛れ込んでたなんて」
「ち、違う!!」
ローズレッドの言葉にルインは叫び、彼女の叫び声にローズレッドは思わず目を見開いた。
「わ、私はこんなの知らなかった!!このアーマーを纏うまではこんなことは起きなかった!!」
「ふーん、つまりそのアーマーは僕のような異質なイレギュラーの力を持っているわけだ。確かにこんなウィルスまみれの現状では強力なアーマーかもね、そのアーマーを纏っている限り、あんたはウィルスによって無限の再生と回復を繰り返し、際限なくパワーアップする…その姿を見て他のハンター達はあんたをどう見るかな?」
「…………イレギュラー」
「正解、シグマウィルスによってあらゆるレプリロイドがイレギュラー化するのにあんたはそれを吸収して際限なく強くなり、不死身に等しい状態となっている。ある意味シグマ以上に恐ろしい存在に見られるだろうね」
「………」
ローズレッドの言葉にルインは沈黙する。
今のルインを見て脅威を感じないのは余程の馬鹿でないと無理だ。
ただでさえエックス達と並ぶ実力を持つ彼女にこのようなことが起こったらイレギュラー認定は間違いなく、イレギュラーハンターは自分に武器を向けるだろう。
沈黙するルインにローズレッドが口を開いた。
「逃げれば?」
「え?」
「イレギュラー認定が怖いならコロニー落下まで逃げればいい。IDを偽装したり、エネルギー反応を別に変えれば逃げることも不可能じゃないはずだ。コロニーが落下してもあんたなら僕同様生き残れる可能性があるしね。大体レプリロイド…イレギュラ
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