暁 〜小説投稿サイト〜
楽園の御業を使う者
CAST40
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
そういう物なのか…」

「自分から振っといて反応薄くない?」

「達也君の事以外君が勝手に話し始めたんだろ」

まぁ、そうなんだが。

ホテルのレストランに着いた。

「で、護衛ほっぽってこっち来ていいの?」

テーブルが四人掛けなので必然的に別れる。

で、なぜか達也が深雪さんから離れてこっちに来てた。

「俺の目は常に深雪を守護している。何も問題は無い」

「ふーん……」

「で、ストリオーナまでこっち来てるのはなんで?」

「俺にあの中に入れっていうのか白夜」

向こうのテーブルは深雪さんと七草三姉妹で一つ。

真夜さん、深夜さん、穂波さん、水波で一つだ。

「要するにこの席に居るのは余り物っていう訳だな。なぁ達也君」

隣に座っている摩利さんが達也の名前を口にした。

「白夜がしゃべったんですか?」

「いや、身のこなしを見ればわかる。あと周囲への警戒の仕方もな」

「そうですか…」

「一条君も気の毒だったな」

ギロリと将輝に睨まれる。

「爆裂はやめてくれよ?」

「するわけないだろう…」

「その程度では白夜は死なんが……まぁ、こんな場でする事ではないな」

「しないっていってるだろ!」

ちょっとムキになった将輝が可愛い。

いじめたくなる。

恐らく摩利さんも同じ気持ちだろうし達也も察しているだろう。

「お前たちは俺をなんだと思ってんだ…」

「いじめたくなる女子」

「白夜君に同意だな」

「ノーコメント」

将輝がプゥと頬を膨らます。

達也にアイコンタクトを取ると嫌々将輝の頬をつついてくれた。

「そういえばいまジョージって何してるの?」

「さぁな」

「え? なんで把握してないのお前?」

「誰のせいで俺がジョージと別の部屋に泊まってると思ってるんだ」

「ちゃんと部屋用意したじゃん。茜ちゃんもジョージと同じ部屋に泊まれてご満悦だったじゃん」

将輝がぷるぷるしている。

スライムかな?

と思ったらフッと将輝が力を抜いた。

「はぁ…。バカらし…」

「一気にテンション落ちたな」

「もうどうでもよくなった」

「そうか。じゃぁ明日はもっと可愛い服を用意しといてやるよ」

「もうすきにしろ…」

そんな将輝を見て摩利さんはクスクス笑っている。

「白夜ー。このご婦人にも似合う服をくれてやれ」

「は? 私はこのままで…」

将輝が口元を歪める。

「いえいえ、フェアリーダンスのコスチューム似合ってましたよ渡辺選手」

「や、やめろ!言うな! コスチュームには触れるな!」

「ん。そだねー。摩利さんに似合いそうな服も用
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ