CAST40
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はつかれるだろう?」
失礼な。
「ええ、まぁ。ですが慣れれば楽しいですよ」
「慣れたくはないな…」
今日の試合日程が終わり、ホテルに戻ろうという時だった。
「げ……」
「その反応は酷くないか七草嬢」
会ったのは七草真由美一味だ。
「あら、今晩わ真由美さん」
「こ、こんばんわ………深夜さん」
「今私か真夜かで迷ったわね?」
「若い方が私で若作りしてる方が姉さんよ」
「捻り潰すわよ真夜」
「きゃーこわーい」
真夜さんが俺の後ろにしゃがむ。
「えっと…そちらの方は?」
七草嬢がTS達也とTS将輝に目を向けた。
「えーっとね……こっちの黒髪がグルヴェイグ。そっちの茶髪はストリオーナだよ」
ぷふっ! と真夜さんと深夜さん、あと穂波さんが吹き出した。
「…………グルヴェイグです。御初にお目にかかります七草嬢」
「ストリオーナ……。うん…もうそれでいいや…」
「頑張って下さいストリオーナさん」
「ニヤニヤしながら言われても慰めにならないよ深雪さん」
なんだかんだで仲いいなこの二人。
同性同士なら気が会うんだろうか。
将輝をこのままTSしたままにしとくのも乙かもな。
結局七草一味と一緒に食事に行く流れになった。
七草嬢も深雪さんとはまぁまぁ仲がいいようだ。
恐らく七草三姉妹は達也と将輝に気づいていない。
でも、やっぱりこの人にはわかるらしい。
「白夜君…グルヴェイグって達也君だよな…?」
摩利さんがおれに小声で尋ねた。
「よくわかったね。なんでそう思ったの?」
「身のこなしが達也君そのものだ。ストリオーナも歩き方が男のそれだ」
「流石摩利さん。鋭いね」
「幻影か?」
摩利さんが先頭を将輝と一緒に歩いている達也を顎でしゃくっていた。
「いや、俺の魔法。物質変換的な?」
「なんという魔法力の無駄遣い…」
「驚かないんだね」
「驚いてはいる。ただそれ以上に呆れているだけだ」
うわひでぇ。
「摩利さんも男になってみる? 絶対イケメンになるよ?」
「興味はあるがやめておこう」
即答だった。
TS摩利さんと修兄のBLとかめっちゃ人気出そうだけどな…。
今度描こうかな!
「あっそ…。あ、ついでにストリオーナはクリムゾンプリンス一条将輝だよ」
「おいおい……」
「ちなみに今は俺も女ね」
「は?」
「女の体って感覚が鋭いんだよね。男の体ほどの出力はないけど魔法が少し使いやすかったりする。
あとスイーツが旨いけどカレーが辛すぎる」
「ああ、うん…
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