暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第107話:Planetarium
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の鬼であろうと味方が欲しい時にゼロほどのハンターを無闇に疑い、失う愚は避けるべきだと僕は思うね。大体、彼は対シグマとして必要不可欠な存在、エックスもルインも同様に。もし君達の軽率な対策のせいで彼らを失った後にシグマが現れたらどう対応するんだい?君達がシグマを倒してくれるとでも言うのかな…?治療しか取り柄のない君達が?」

「そ、それは…」

嘲笑と共に叩き付けられた言葉にライフセーバーは言い返すことが出来ない。

「煽るなゲイト。とにかくこの件に関しては考えておく。」

「ゼロを放置してシグマやユーラシア以上の災難を招かねば良いですがな」

ライフセーバーは悔しそうに捨て台詞を吐き、逃げるように去っていくしか術が無かった。

こうしてシグナス達のゼロ達に関する密談は終わる。

一方でゼロがレプリエアフォース本部に到着する前にエネルギータンクを求めてルナが向かったスペースラボラトリーはバットン等のイレギュラー化したメカニロイドの巣窟と化していた。

プラネタリウムの鑑賞用の星座から出現してバットンが次々に爆弾を落とす。

「うわっとと!!危ねえ!!畜生、シグマウィルスは効かなくても危険地帯には変わりねえじゃねえかよ!!シグナスの野郎!!覚えてろよーーーーっ!!!」

バットンの爆弾をかわしながらエリアを突破し、重力反転装置のあるエリアを行く。

「こんなところにも悪趣味ウィルスが…」

スペースラボラトリーのシグマウィルスの量はホタルニクスの研究所をも上回っており、ルナを辟易させるには充分過ぎた。

「…得体の知れない小娘…貴様の正体を暴いてくれるわ!!」

「うへえ、気持ち悪いなてめえ!!女の体に入ろうとするんじゃねえよ!!」

生理的な嫌悪感を覚えてバレットを構えてショットを連射し、シグマウィルスを破壊するルナ。

「けっ、悪趣味なハゲ野郎が…女の秘密を暴こうなんざ最低だぜ」

ルナは毒づきながら実体化したシグマウィルスを破壊しながら先へと進もうとすると…。

『ルナ…ルナよ…』

「っ!!」

聞き覚えのある声にルナは即座に足を止めると直ぐさま声のした方へ駆ける。

そこにはライト博士が焦りを浮かべた表情をしながらルナを待っていた。

「ライト博士…あんたこんな場所にまで、」

『ルナ…大変なことになってしまったようじゃな…エニグマによる狙撃作戦は失敗に終わり、残されたのはスペースシャトルによる特攻作戦…成功する確率は限りなく低いじゃろう』

「…だな、どれだけシャトルをチューニングしても成功率は最高まで強化したエニグマを下回るだろうよ」

技術者として冷静にスペースシャトル特攻作戦の成功率を口にするルナ。

「だがよ、ライト博士。俺達はそう簡単に諦め
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