CAST39
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、通路の順だ。
「あー…白夜。彼女は、その…?」
将輝は真夜さんの事をなんとなく察している。
そして真夜さんと一緒にいる達也の事も察しているのだろう。
「四葉達也だ。お初にお目にかかる、クリムゾン・プリンス」
「一条将輝だ」
お? もしかして去年の防衛戦の立役者揃い踏み?
ちなみに、ジョージ(ちゃんと元に戻した)は現在将輝の妹ちゃんといるらしい。
「ちなみに、去年の沖縄戦で大亜連合軍にマヘーシュヴァラと恐れられた男がこの達也だ」
「なに!?」
「驚くのは早いぞプリンス。この小さいのは同じくヘイスーフーデイエと恐れられた魔法師だからな」
「!?」
将輝が滅茶苦茶驚いている。
「他言無用で願おう」
「あ、ああ、わかった」
「そうそう。おれは対外イメージってのもあるしな」
「言い出したのはお前だがな」
「閑話休題!」
「誤魔化したつもりかちっこいの」
「うるせークリムゾン・プリンス(笑)」
将輝が拳を握ってぷるぷるし始めた。
「きゃーこわーい(棒)」
達也のうでにしがみつく。
「…四葉殿っ…! そのペド野郎を一発殴らせては貰えないだろうかっ…!」
「ん? ああ。すまんな。それは出来ないが今夜辺りにこいつのメイドに悪戯するよう仕向けておく」
「ヲイ!?」
達也を叩くがあんまり効いてない。
能力を使わないと、見た目通りの力しか出せないのだ。
「ん?そう言えばさっき四葉殿の事を男って…それに達也って普通男の名前じゃ…?」
将輝のもっともな疑問。
達也に視線で聞くと、顔を背けられた。
「将輝。ちょっと話があるからこっち来て」
将輝の手を引いて通路へ。
そして会場の外に出る。
幸い今は試合中で外はすいている。
こちらを見る視線が無くなった瞬間。
━━なんでもひっくり返す程度の能力━━
将輝の性別をひっくり返す。
「な!?」
振り返ると茶髪の穏やかそうな美少女が居た。
あと巨乳。
「凄いだろ?」
まぁ、将輝が薄着だったのでちょっとセクシーになってるが。
「…………こないだのジョージのは」
「うん。俺だよ」
「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」
沈黙。
ただひたすら沈黙。
「さ、戻ろうか『お姉ちゃん』」
客席に戻ると達也が呆れた顔と気の毒そうな顔をしていた。
「なんだお前もやられたか。気の毒だったな一条」
俺の頭越しに達也と将輝が会話を始める。
「………………幻覚か?」
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