CAST38
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
夜は近くのベンチに愛梨を座らせた。
端末を取りだし、水波に電話をかける。
「もしもし水波?」
『どうしました白夜様?』
「あー、うん。保護完了。穂波さんに頼んで来て貰えないか?」
『深夜様に代わります』
数秒の間があり、深夜に代わった。
「もしもし深夜さん? 穂波さんをかりたいんだけど…」
『高くつくわよ?』
「あー…俺ができる範囲で」
『そう。直ぐに向かわせるわ』
そこで通話が切れた。
「愛梨嬢。直ぐに迎えが来るよ」
「ありがとう」
白夜が愛梨の隣に座る。
そして無言で愛梨の頭を撫でた。
「なによ」
「んー。べつにー」
次第に愛梨のまぶたが重くなる。
「寝てていいよ」
「んぅー…」
愛梨が横になる。
「………寝ていいとは言ったけど膝枕してあげるとは言ってないんだが…。まぁかわいいからいいか」
白夜が愛梨の頭を撫でながら待っていると、穂波が車で駆けつけた。
「白夜君。犯人はどうしたんですか?」
「さぁ?」
「殺ったんですか?」
「探しても多分見つからないよ」
「そうですか」
穂波が愛梨を横抱きにして車に乗せる。
「帰りましょう白夜君。真夜様がお待ちですよ」
「はいはい」
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ