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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第106話:Repliforth Base
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アーマー”と言う。先ほど述べたファルコンアーマーの弱点をカバーすべく、かつてルインが使用していたFXアーマーを元にパワーと防御性能に重点を置いたアーマーじゃ。そのうちのボディパーツをここでは授けよう。ガイアアーマーは他のアーマーとエックス自身のアーマーにも使われている超軽量金属のチタニウムXの装甲とは全く真逆の性質を持つ超重量の特殊合金を用いた装甲を持ち、アルティメットアーマーを含めた従来のアーマーとは一線を隔した防御力を発揮するが、その真の目的は敵の攻撃を防ぐ以上にガイアアーマーの出力から、エックス自身の身を守る事にある。エックスにはガイアアーマーのパーツを装備する時には、必ずこのボディパーツを着用するように念を押して説明しておいて貰いたい』

「分かりました。エックスにパーツファイルを渡しておきましょう」

『すまないね、シグマウィルスの影響が無ければ君のパワーアップもしたいところなのだが…』

「問題ない。今は急いでペガシオンの元に向かうことが最優先なので…失礼する」

ゼロはライト博士に一礼するとペガシオンの元に向かって駆け出すと近くのリフトに乗り込み、乗り込んだリフトはゆっくりとした速度で上がっていく。

「遅い…」

苛立ちを感じながらもゼロは上を見上げると紫色のウィルス、シグマウィルスが実体化してゼロに迫る。

「ゼロ…我がウィルスでお前の体を清めてやろう……」

「訳の分からんことを…消えろ!!」

バスターで実体化しているシグマウィルスにショットを撃つと、ウィルスバスターの効力でシグマウィルスは消滅して安堵したのも束の間。

無数のシグマウィルスがゼロに襲い掛かり、ゼロはバスターで迎撃するが、如何せん数が多過ぎる。

そしてとうとうシグマウィルスがゼロの体内に侵入した。

「ぐわあああああ……っ!!!!」

体の中心を刔られるような激痛と気が遠くなるような痺れが絶え間無く体を蝕んでいく。

他のシグマウィルスも次々とゼロの体内に侵入していき、それからシグマウィルスを浴びてどれだけの時間が過ぎたのか…。

倒れていたゼロが起き上がり、セイバーを抜くと、チェーンロッドを発現させる。

身体に紫色のオーラを身に纏い、鼓動が高まったと同時に力が満ち溢れ、例えようもない恍惚感がゼロを支配していく。

今まで感じたことがない高揚感と万能感。

今ならどんなイレギュラーでも叩き潰せる自身がある。
そんな気分になった。

苦しかった体が、鉛のように重かった体が嘘のように軽い。

「な、何だこれは…?」

ハンターベースでダイナモの右腕から採取したワクチンプログラムを作成していたライフセーバーはゼロの出力が変化していることに目を見開いていた。

しかもウィルスを浴びたこ
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