ヘカトンケイルのケイル
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ヨナルデの屋敷に乗り込んだ華琳達一行
だが上るための階段を駆け上がっている最中に階段が崩れ、ライラ以外の皆が華琳達と魔法使い達の二人一組にバラけてしまった。
それから少しして
「な…さ…!…ぎ…ん!凪さん!! 」
凪「ハッ!? 」
誰かに呼ばれる声を感じ、凪が目覚めると
風羅「よかった。目が覚めたようですね 」
目の前には風羅がいた。
凪「風羅さん、他の皆は!? 」
風羅「私もさっき目覚めたばかりですが一緒だった凪さん以外の人はいないようです 」
そして辺りを見渡してみると
バァンッ!!
辺りには空があり、岩石がゴロゴロしていた。
凪「ここは本当に屋敷の中なのでしょうか? 」
風羅「どうやら別空間に飛ばされたようです。魔力も乱れていて他の皆の魔力を探知することもできません 」
この空間の中では風羅が空を飛んで皆を探しに向かったところで無駄であった。
するとその時
「こんなとこに来るだなんてかわいそうな連中だな 」
凪「何者っ!! 」
誰かの気配を感じ、見てみると
「ケケケッ! 」
バァンッ!!
そこにはいくつかの悪魔を模した石像が笑っていた。
風羅「あれは確かガーゴイル!! 」
ガーゴイル
悪魔族に属するモンスター
石の体を持つ。だが足部がチェス駒のような形になっているため動くことができずただうるさいだけのモンスター
ガーゴイルA「こんなとこに来るだなんて運の無い奴らだぜ 」
ガーゴイルB「奴にかかれば誰だって御陀仏! 」
ガーゴイルC「先に葬儀の手配でもしときな 」
風羅「何を!! 」
凪「奴とは一体誰です 」
ガーゴイルA「それはな… 」
ガーゴイルが奴について話そうとしたその時!
ブォンッ!!
ガッシャアァーンッ!!
凪「うわっ!? 」
突然大きな岩が飛んできてガーゴイルAに命中し、ガーゴイルAは粉々に砕けてしまった。
ガーゴイルB「ヤバい!?奴が来た!? 」
ガーゴイルC「早く逃げないと!? 」
逃げたいガーゴイル達であったがガーゴイルは動くことができなかった。
そして
ズシズシンッ!!
ケイル「見つけたぜぇ 」
バァンッ!!
凪達の前に青色の肌でスキンヘッド、黒のシングレット(レスリングのコスチューム)を着た六本の腕を生やした巨漢の男の姿をしたケイルが現れた。
ケイル「おでの名はケイル。でかい奴は好きだぜぇ!! 」
バッ!!
風羅達に迫るケイル
風羅「凪さん、ここは私に! 」
風羅は凪を下げさせると
風羅「ハァッ!! 」
ブォンッ!!
ケイル目掛けて蹴りを繰り出した。
魔法使いでありながら魔術よりも武術が好きな風羅らしい
だが
パシィッ!!
風羅「なっ!? 」
ケイル「捕まえたぜぇ!! 」
風羅の蹴りはケイルに難なく受け止められてし
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ