暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第104話:Miss
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け〜意外な一面〜

怒りを発散したエイリアは恥ずかしそうに俯いていた。

「その、ごめんなさい。みっともないところを見せちゃって…」

「へ?あ、いやいやいやいや…別に気にすんなよ。何と言うか意外な一面が見えたし」

「そうですよ、寧ろ親近感湧いちゃいます。エイリアさんにも夢中になれるものがあるんだって。それに意外な一面を持ってたりするんですよ?ゼロやエックスも」

「へえ、あの堅物共の意外な一面とやらを聞きたいね」

ニヤニヤと笑いながらアイリスに尋ねるルナ。

「うーん、そうね。ゼロは髪の毛のことで悩んでることがあるわ」

「へ?髪?何で?」

「ほら、ゼロって人工毛髪のボリュームがある方じゃない?何と言うか、空円舞を使う時に少し邪魔になるんですって。だから時間がある時に……えっと…ルインやルナみたいにスッキリした髪にする方法はないかなって資料を探してたわ」

「…ああ、俺のポニーテールみたいに細くか?」

「そう」

「確かにゼロの髪はボリュームあるものね…それでエックスの意外な一面って?」

「俺も知りたい」

エイリアとルナはワクワクしながらエックスの意外な一面を知りたがった。

「精神的な余裕がある時にライドアーマーに乗ると性格が変わります。」

「「え?」」

「私が研修生時代の時なんですけど、エックスがライドアーマーに乗った時にライドアーマーのパンチをしようとした時に“オラオラァッ!!”って」

「は?マジで?」

「え?私、そんなの見たことないんだけど」

「エックスがライドアーマーに乗るのは大規模な事件か戦時ですからね基本的に、当時臨時オペレーターだったエイリアさんが知らないのも無理ないと思います。私も初めて見た時ビックリしました」

「あのエックスが“オラオラァッ!!”ねえ…」

「……想像出来ないわ」

エックスの意外な一面を知ったエイリアはそれを見てみたいような見たくないような葛藤に襲われたのであった。
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