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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第104話:Miss
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的な性能は改良前のアルティメットアーマーとほぼ同じじゃ、しかしヘッドパーツの性能をエイリアが復元したフォースアーマーのヘッドパーツと同様、通常の特殊武器の使用無制限から半減程度に抑えた結果、エックスの体にかかる負担を大幅に減らすことに成功した。改良前のアルティメットアーマーはオリジナルのフォースアーマー同様、特殊武器のチャージ攻撃を行うとすぐにエネルギー切れを起こすデメリットがあったからのう。それの解消も兼ねておる』
「なるほど…エックス自身、あまり特殊武器は使わないし、アルティメットアーマーのヘッドパーツの性能の弱体化はあまり困るものではないかもしれないな。寧ろメリットになっているかもしれない…これを僕に託すと?エイリアではなく?」
ライト博士と交流を持つエイリアではなく、自分にデータファイルを託すライト博士の真意が分からないゲイトは尋ねる。
『わしは君を信じておる。君の夢と研究に対する情熱を。確かに君は若さ故にやり過ぎてしまったかもしれないが、君の夢はとても素晴らしいと思う。わしは君が世界のために研究をしていたことをルインを通して知っている。その夢と研究に対する情熱を何時までも大事にして欲しい。頼んだよ』
ゲイトの夢に対する情熱を信じてライト博士はそれだけを言うと、ライト博士のホログラムは消えてしまった。
残されたゲイトはアルティメットアーマーのデータファイルを見つめた後、格納庫を後にするのであった。
「あら?ゲイト、機嫌が良いけど…どうしたの?」
少しだけの時間とは言え休憩を取っていたエイリアは機嫌が良いゲイトに気付いて声をかける。
「ふっ、よくぞ聞いてくれたね。エイリア、これが何か分かるかな?」
ゲイトは上機嫌にエイリアにライト博士から託されたデータファイルを見せる。
これを見た彼女の反応は予測出来ていながらだ。
「大容量のデータファイルじゃない。それが…な…に……」
「エイリアさん?」
データファイルを見て硬直したエイリアにアイリスは疑問符を浮かべている。
「気付いたね?」
「な、何であなたがこれを…」
「ライト博士から直々に託されたのさ。しかもただの強化アーマーじゃない。エックスの究極の強化アーマーのアルティメットアーマーの改良型のプログラムさ。いやー、やっぱり伝説の偉人はただ頭が固いだけの無能共とは違うね。僕の夢と研究を理解してくれただけでなく、僕の夢と研究に対する情熱を信じるとまで言ってくれたんだよ!!君にも聞かせてあげたかったよ。何か正直…一生分の運を使い切ったような気がするよ」
「な…な…っ?」
「トーマス・ライト博士は僕の理想に理解を示してくれた!!つまり僕の理想は正しかったと証明されたんだよ!!どうだ、研究所と政府の無能共めっ!
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