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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第104話:Miss
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夢に情熱を注いでいた時のワイリーであった。

「トーマス・ライト博士…いくつもの目撃情報は聞いていたが、まさか僕の前にも現れるなんて…しかしこのホログラムは…人格をインプットしているのは分かるが、これ程までの人格プログラムを…」

『ふふふ、気になることは追求せずにはいられないと言うのは科学者の性なのは分かるが、今はわしの話を聞いて欲しい。』

同じ科学者であるライト博士にはゲイトの行動は科学者としての性であることが理解出来るのか、微笑みながら話を聞くように促す。

「…分かりました。」

ホログラムについてまだ気になる点はあるが、取り敢えずライト博士が自分の前に現れた理由を聞かなければと耳を傾けた。

『君が優秀な科学者であることはエックス達の記憶を通して知っている。君の科学者としての実力を見込んでこれを渡したい。このデータファイルを受け取って欲しい』

ライト博士がゲイトに渡したのはエックス達に差し出したファルコンアーマーのパーツファイルよりも大きめのデータファイルであった。

ファイルに刻まれているのはファルコンのFではなくUだが。

「これは?」

渡されたデータファイルを見つめながらライト博士に尋ねるゲイト。

『それはエックスのスペック上での戦闘力を極限まで引き出す究極の強化アーマー…アルティメットアーマーのプログラムデータじゃ』

「何ですって!?」

あのエックスの戦闘力を極限まで引き出す強化アーマーのプログラムデータが自身に渡されることにゲイトは驚愕した。

『かつてのレプリフォース大戦でもわしはエックスにアルティメットアーマーを与えたが、未完成であることもあって装着しているだけでエックスに甚大な負担を与えてしまう欠点があった。当時のエックスはアルティメットアーマーをスペックダウンさせた現在のエックスが使っているフォースアーマーのオリジナルと使い分けることで負担を軽減していたが、オリジナルのフォースアーマーが大破し、エイリアが復元したレプリカのフォースアーマーにはアルティメットアーマーへの変化機能はないため同じような運用は出来ん。故に君にはこのプログラムを解析し、エネルギー効率を大幅に改善したエックスの改良型アルティメットアーマーを組み立てて欲しいのじゃ』

「なるほど…スペックダウンさせたフォースアーマーの不完全なレプリカでもあの性能なんだ。完全上位互換のアルティメットアーマーの性能は確かに頼りになるでしょうね」

この状況において強力な戦力が増えるのは喜ばしいが、しかしこのアルティメットアーマーについてある程度の説明は聞いておかねば。

「それで、ライト博士。このデータファイルのアルティメットアーマーは改良型と言っていましたが、具体的にどのような?」

『ふむ、基本
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