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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第104話:Miss
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望の光が灯ったのだ。

「………お前達…ふっ、そうだな。地球の未来がかかっているんだ。お前達の言う通り我々までが希望を捨てる訳にはいかないな。これよりスペースシャトルによるコロニー破壊作戦を実行する。アイリス、説明を」

シグナスは一同を見回しながら作戦開始を伝える。

「はい、総監。前にエイリアさんが説明したようにスペースシャトルでコロニーに接近し、そのまま特攻する作戦です。シグマウィルスの影響でオートパイロット機能が使えないから、必ず誰かにパイロットとして搭乗してもらい、パイロットにはギリギリで脱出してもらう事になります…もし少しでも脱出するタイミングが遅れてしまえば爆風に巻き込まれて命はありません…。この作戦に使用するシャトルはただの移動用なので、当然エニグマと同じで今のままではユーラシアを破壊するには威力が全然足りないので、エニグマ同様にパーツを調達して補強しなくてはいけません。シャトルをミサイルのように改造する感じで…」

「そうか…シャトルの補強に必要なパーツはどこにあるんだエイリア?」

「待ってて…急いでパーツの在りかを調べるから…」

エックスに尋ねられたエイリアが即座にパーツの在りかを探し始める。

「お前達は少し休息に入るんだ。今から30分だけだが、仮眠を取れ。精神的な疲労を少しでも取って来るんだ…我々にはもう些細なミスすら許されないからな」

「了解」

息を吐いた途端に一気に疲れたような気がしてルイン達は重い足取りで指令室を後にして仮眠を取るためにカプセルルームに向かう。

エニグマによる狙撃でユーラシアを破壊する作戦は失敗に終わってしまったが、次のスペースシャトルによる特攻作戦のために現時点で動ける者がそれぞれに出来ることをする。

「スペースシャトルか…正直かなり分が悪い賭けには違いはない。今までのシグマウィルスのパターンを解析したプロテクトプログラムを組み込めばオートパイロット機能が使えるはずだ。問題はシグマウィルスの自己進化前にシャトルをユーラシアにぶつけられるかだが…」

ハンターベースの格納庫で最後の希望であるスペースシャトルを見上げるゲイト。

『君…』

「ん?誰だ…」

周囲を見渡すが誰もいない。

「空耳…?いや、しかしレプリロイドが空耳など…いや、それほど疲れているのか…?」

『空耳などではないよ。わしはここにいる』

「何?あ、あなたは…」

目の前に突然カプセルが出現し、ライト博士のホログラムが出現する。

いきなりホログラムとは言え伝説の科学者が現れたことにゲイトは驚愕した。

『ふむ、君がゲイトか…ふふ、わしの昔の友の若い頃を思い出させるような良い目をしておるな』

ライト博士がゲイトを見て最初に思ったのは若い頃の
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