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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第104話:Miss
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いたケイン達も、シェルターのモニターでハンターベースとエニグマの様子を見守る。
『発射!!!』
目も眩まんばかりの途轍もない閃光が周囲を多い尽くし、天に向かってエニグマから放たれる巨大なビーム。
それは瞬く間に成層圏に達し大気圏を突き抜けると寸分違わず標的であるユーラシアに向かって伸びていき、そしてエニグマのビームがユーラシアに直撃した。
あまりの衝撃にコロニーの全貌が見えない。
光、土煙、しばらくしてやっと訪れた暗黒と沈黙。
「やったか?破壊したか?エイリア、アイリス、どうなんだ?」
傍らのエイリアとアイリスに向かってシグナスが呼び掛けると彼女達もシグナスに向かって頷き、すぐにコンソールパネルを叩きユーラシアの座標地点の様子を探る。
その様子をシグナスも、エックスも、ゼロも、ルインも、ルナも、ゲイトも、ダグラスも固唾を飲んで見守っている。
時間経過と共に彼女達の表情が曇っていく。
「……駄目…です。」
「……コロニー破壊率…62%……コロニーの落下軌道が多少変わって衝突までの時間が…延びたに過ぎないわ…」
「な…?そんな…マジかよ…地球落下の軌道をずらすことさえ出来なかったのかよ…爺さんは無駄死にだったってのかよお…!?」
「そんな…!!」
女性陣の悲痛な声が静かな指令室に響き渡る。
沢山の犠牲を生みながらも完成させたエニグマによる狙撃が無駄に終わったことに絶望を隠せない。
「くっ、この僕まで参加していながらこんな結果とは何て様だ…!これではホタルニクス博士に顔向けが出来ない…!!」
「くそ…ここまでなのか…!?」
「いや、まだだ!!まだこれからだ…まだ俺達には次の…次の作戦があるんだ!!それに賭けよう。俺は…俺は最後まで絶対に諦めたりはしない!!少なくとも、ホタルニクス博士達のおかげでコロニー落下までの時間を延ばすことは出来た!!彼らのおかげで出来た時間で次の作戦…スペースシャトルによる破壊作戦を成功させるんだ!!」
「次の作戦か…」
エックスの言葉に勇気付けられるように顔を上げるシグナス…。
だが、もはや次の作戦として彼らに残された手段は作戦とさえ呼べる物ではなかった。
「そうだな、爺さん達がくれた時間を無駄にするわけにはいかねえ!!」
「ふっ、そうだね。それにこのままシグマの掌の上で踊らされて終わりだなんて僕はごめんだよ」
「同感だ。俺もこのまま大人しく滅んでやるつもりはない」
「そうだよね!!最後まで諦めちゃ駄目だよね!!」
「そうね、希望がある限り抗いましょう」
「はい、最後の最後まで!!」
それでも絶望と同様に希望もまた伝染するのだ。
エックスの言葉によってルイン達の目に希
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