困惑
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フユは心配そうに言う。
「チフユ、すまんがお前の血液を採取させておくれ。」
「?」
ライトが何をしようとしているのか分からなかったチフユは、言われるがままに血液を採取させる。そして、ポケットから取り出した何かの血液のサンプルと一緒に精密機械に入れて、検査を行う。
「・・・・・・・・・やっぱり、そうか・・・・・・・」
「どうしたんですか?大事な話というのも・・・・・・」
チフユは頭を抱えるライトに駆け寄る。ライトは重苦しい顔で口を開いた。
「チフユ・・・・・・さっき、お前の血液と一緒に検査を行った血液は・・・・・・・フォルテから採取したものなのじゃ。」
「・・・・・えっ?」
ライトの言葉にチフユは思わず言葉を失う。
「わしは・・・・・ロックマンの要請でフォルテの修理を行うとき、奴の体の一部を分解してみた・・・・・じゃが中には機械ではなく人工臓器と生身の肉体で構成されたものじゃった。フォルテはロボットではなく、サイボーグだったのじゃ・・・・・・・不審に思ったわしは、眠っているフォルテから血液を採取してお前の血液と比べて見た・・・・・するとお前の血液と同じA型、遺伝子も調べてみたがほとんどがお前と同じ構造になっておった・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「チフユ・・・・・・信じられる話とは思えんが・・・・・・フォルテはおそらく・・・・・・・」
ワイリーキャッスル
ロックマンは、ワイリーを止めるべく既に城の中に侵入していた。
「急いでDr.ワイリーを止めないと・・・・・・・・」
ロックマンは、回転する足場を巧みに使いこなし、階段を上り終え、一つ目の大きな部屋へと辿り着く。そこにはフォルテが待ち構えていた。
「また、会ったな。ロックマン。」
「フォルテ!?」
「Dr.ワイリーはお前を恐れているようだがお前など俺一人で十分だ!」
フォルテは戦う気満々だった。
(・・・・・確かにフォルテはワイリーが作ったロボットだ・・・・・・でも、チフユ姉さんとの関係を考えるとワイリーがイチカ君と繋がりを持っているとは考えにくい。だとしたら、フォルテは一体・・・・・・・)
「行くぞ!ロックマン!!お前を倒してこの俺が最強のロボットであることを証明してやる!!」
フォルテはバスターでロックマンに攻撃を開始する。
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