暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第103話:Laser Lab
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段に出たルナは天井からレーザー砲台、プリズムガーディアンが現れた。

赤の砲台が2体と黒の砲台が1体。

高出力のレーザーがルナに向けて放たれるが、それを容易く回避し、黒い砲台にバレットを向ける。

「弱点があからさま過ぎるっつーの!!」

リフレクトレーザーが黒い砲台に炸裂し、黒い砲台に狙いを定めてショットを連射した。

他にも黒い砲台を見つけ、ショットを叩き込みながら破壊し、ホタルニクスの元に向かう。

「やべえな、思ったより時間がかかっちまった」

プリズムガーディアンを沈黙させたルナは、その遅れを僅かでも取り戻そうと全力で走り出す。

ホタルニクスのいる部屋の前まで来たルナは扉を強引にこじ開けた。

「爺さん!!」

「ルナか…何をしに此処に来たのじゃ?」

「あのなあ!!今、地球にユーラシアが落ちようとしてんだ!!だからあんたを助けに来たんだよ!!」

「もう遅い…わしはウィルスに侵されてしまった。ありったけのワクチンプログラムを使ったことで今は鎮静化しておるが…。」

「じ、爺さん…」

「早く逃げるんじゃ…このままではわしはイレギュラー化して君を襲ってしまう……」

「駄目だ…エニグマの強化にあんたの造ったレーザー装置が必要なんだ…爺さん、あんたにこんなこと頼むなんて酷だってのは分かってる。レーザー装置をイレギュラーハンターに渡してくれないか?」

「君の頼みでもそれは出来ん。わしは彼らのやり方に常々疑問を感じていた。故に協力は出来ない」

「爺さん…頼むよ。この通りだ」

頭を下げる彼女にホタルニクスは問い掛ける。

「……何故そこまでイレギュラーハンターを助けようとする?武力でイレギュラーを討ち、それどころか本当のイレギュラーすら見抜けず、彼が造ったレプリロイドにも問題のあるレプリロイドがいたとは言えまともな調査もせずに無実のレプリロイドを勝手にイレギュラーと決めつけた挙げ句に自殺にまで追い込んだ最早一部の人間至上主義の飼い犬と化した彼らに」

「確かにそういう奴らもいるよな…悲しいけど。でも全てのイレギュラーハンターがそうって訳じゃないんだぜ爺さん。エックスやルインのように…力で押さえ付けるようなやり方に疑問を持ってる奴だっている…。俺はそんな奴らがイレギュラーハンターにいることに希望を見出だした。あいつらならきっとハンターのやり方を変えてくれるって信じる…」

「…………」

「ゲイトの奴も戦ってんだぜ!?この事態に必死に抗ってんだ。イレギュラーハンターのエックス達と一緒に!!」

「何と…彼が…?」

ゲイトまでこの事態に抗っていることに、しかも思うところがあるであろうイレギュラーハンターと共に挑んでいることに目を見開くホタルニクス。


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