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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第103話:Laser Lab
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凄みのある笑みを浮かべながら高く跳躍すると二丁のバレットを回転させる。

「うおおおおおお!!!」

全方位に向けて凄まじい勢いで乱射されるショットにより、この場に繁殖していたシグマウィルスは尽く消滅した。

それをモニターで見ていたホタルニクスは安堵の溜め息を吐き、思い返してみれば、彼女はとある能力のおかげでウィルスが効かない体なのだ。

ウィルスの効かない体に興味を覚えたホタルニクスも彼女に調べさせてくれと頼んだが拒否された。

それに関してはホタルニクスも分かっている。

もし万が一、外部に漏れたりしたら悪用される危険性があるからだ。

ホタルニクスも自身の研究の悪用を恐れているために彼女の気持ちは理解出来た。

とにかく何とか音声を出そうとウィルスに蝕まれた体を叱咤し、機器の操作を再開した。

ウィルスとメカニロイドを蹴散らしながらしばらく走ると、機械の駆動音が聞こえた。

「もしかして爺さんか?」

そこにホタルニクスがいるのかと思い、壁を蹴りながら上に移動するとルナには見慣れないカプセルがあった。

「何だこりゃあ?爺さんの新開発か?新しいメカニロイドの転送カプセル?」

首を傾げながら、カプセルに近づくとカプセルが起動し、ライト博士のホログラムが現れた。

「うわ!?あ、あんた…まさかトーマス・ライト博士かい?」

科学史を僅かでも齧った事のある者ならばその名を知らぬ者はまずいない。

世界に名を馳せたロボット工学の父にして伝説の英雄ロックマンの製作者。

ライト博士は穏やかな笑みを浮かべながら口を開いた。

『君がルナ君かね?噂は聞いているよ。優秀な技術者だそうだね』

「お、ロボット工学の父とさえ言われたあんたにそう言われるとは技術者として光栄だな。それで、どうしてあんたが爺さんの研究所にいるんだ?」

『至極尤もな質問じゃな。1つ聞きたいのだが、君は簡易転送装置は持っているかね?』

「へ?ああ、一応持ってるけどさ」

『ならば、安心して渡すことが出来る。』

ルナにこのカプセルのパーツファイルに記録されたデータプログラムへの説明を始める。

『このパーツファイルに記録されておるのはエックスの強化アーマーであるファルコンアーマーのアームパーツじゃ』

「エックスの強化アーマー?ああ、あのいつもエックスが纏うアーマーのことか?」

最初の大戦のファーストアーマー。

カウンターハンター事件のセカンドアーマー。

ドップラーの反乱のサードアーマー。

そして今回の大戦でも使っているレプリフォース大戦で得たフォースアーマー。

「エックスのアームパーツ…つまりエックスのバスターをパワーアップさせる代物だな。こいつにはあのフ
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