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ヘタリア学園
第七千六百九十四話  特別なお札

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第七千六百九十四話  特別なお札
 日本のお札は凝っていることで有名です、オーストラリアは日本のお札を手に取ってみた瞬間に仰天しました。
「このお札は何でごわすか!?」
「何かありますか」
「紙が違うでごわすよ!」
 その質がというのです。
「おいどんのお札とも他の国のお札とも」
「ああ、私のお札は和紙を使っていまして」
「だからこの手触りでごわすか」
「そうなりますね」
「すかしも入っているでごわる」
 お札の真ん中にです。
「しかも印刷のインクも特別でごわす」
「はい、そこまでしてです」
「偽札を刷らせないでごわすか」
「悪人は何処でもいますので」
「例えば北朝鮮でごわすな」
「特にあの方ですね」
 悪事といえばこの国です。
「念頭に置いています」
「それでも凄い技術でごわす」
 日本が偽札に導入している技術はです、紙にすかしにインクにと実に色々なものを導入して偽札造りを防いでいるのです。


第七千六百九十四話   完


               2019・4・10
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