暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第102話:Power Plant
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るチェーンロッドと攻防兼用の武器であるシールドブーメラン。

「フンッ!!」

勢いよくロッドを振るうと、チェーンが凄まじい勢いで伸びていき、クラーケンの触手を1本斬り裂いた。

「!?」

それなりの硬度を持つはずの自身の触手をあっさり両断されたことにクラーケンは驚愕する。

「(奴の攻撃の要はあの触手だ。ならば奴の触手さえ無力化してしまえば…)」

「ヨクモ!喰ラエ、ゼロ!!グランドスパーク!!」

クラーケンが床に下りて、床に電撃を当てようとしているのを見て、チェーンを天井に突き刺し、咄嗟に上に移動する。

床は電気を通しやすい金属であることに気付いていなければまともに電撃を受けていた。

「逃ガサンゾ!!トライサンダー!!」

「チッ!!」

クラーケンの電撃は強力なのは知っているゼロは真正面から受けるようなことはせず、シールドの円盤部分を高速回転させ、電撃の流れを逸らして防御する。

クラーケンのトライサンダーはマンドリラーのエレクトリックスパークには速度こそ劣るが、一撃の破壊力はそれを上回り、並みの戦闘型では下手したら一撃で行動不能にしてしまうほどの威力がある。

「だが、チェーンロッドとシールドを上手く使えば電撃を喰らうことは決してない!!」

ロッドを振るって、凄まじい勢いで伸びるチェーン状の刃がクラーケンの触手を全て斬り落とし、完全に無力化した。

「ナッ!!?」

「これで電磁フィールドは使えまい!!終わりだクラーケン!!」

バスターを構えると通常のチャージよりも長めのチャージをしていく。

「(よし、思った通りだ。昔使っていたバスターと同じ感覚で扱えるならと思ってやってみたが…)受けろ、ダブルチャージショット!!」

バスターからチャージショットを2発同時に放ち、クラーケンに直撃させる。

「ヌウウッ!コレシキノコトデ!!」

クラーケンはしばらくダブルチャージショットに耐えていたが、耐え切れずに吹き飛ばされた。

「許せ、クラーケン…お前の友であるオクトパルドの元へ逝け!!」

「クッ…ゼロ…!!」

「はあっ!!」

ゼロはチャージと回転数が充分となったシールドをクラーケンに向けて投擲する。

投擲されたシールドはクラーケンに直撃し、クラーケンの体を両断し、真っ二つとなったクラーケンは爆散し、物言わぬただの残骸と化す。

「…こちら、ゼロ。エネルギーカートリッジの入手に成功した。ただちに帰還する。」

エネルギーカートリッジを入手したゼロはアディオンを停めた場所に戻る。

そして一方、ライト博士は不思議な空間にて女神と対面していた。

ここは女神が世界を見守るために作った空間で、ここにライト博士が来れるのは、彼に
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