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ある晴れた日に
154部分:共に生きその四
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皆彼に言われてそのことに気付いたのだった。それぞれ目をしばたかせる。
「服、遠山の金さんでも暴れん坊将軍でも」
「将軍家光一人旅と新撰組でも」
「服全部同じ?」
「忠臣蔵と必殺って時代一緒だったっけ」
「百年は違ったぜ」
 こうして見ると江戸時代は実に長い時代だったのだ。
「それで服変わらないってあるかな」
「ないだろ?」
「っていうか江戸の町だってな」
「変わらないわよねえ」
「二百年ずっと同じの町ってのもないわよね」
「そうよね」
 流石に今のように数年で変わったりはしないがそれでもだった。東映が特にそうであるが時代劇の町も服装も全く変わらないのである。竹山が言うのはそこだった。

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