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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第101話:Enigma Laser Area
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あまりの眩しさに目が眩んでいるのか、アイリスとゲイトの目は瞬きを繰り返している。
2人の手を引いて立ち上がらせる。
「さてと…おい、オッサン。生きてるか?」
「オッサン…言うなっての…と言うかこの扱いの差は何だ…」
倒れているダグラスをルナは足先でつついてみるが、痛みに顔を顰めてはいるものの、受けたダメージは大したことはないようだ。
「言葉が返せれば大丈夫だな。ほら、大将のトコに行くぞ」
アイリスの手を取ってシグナスの元に向かうルナ。
司令室では侵入者を撃退したルナを目を丸くしたシグナスとエイリアが迎えていた。
「あの光は…ただの目眩ましではないようだが、一体何なんだね?」
「さあ、何だろうなひ・み・つ♪」
同じことを何度もシグナスに聞かれるが、それを何故かルナは笑いながらごまかす。
「そうそう、エイリア。これ土産」
「え?キャアッ!!?」
回収したダイナモの右腕をエイリアに投げ渡す。
流石に腕を投げ渡されるとは予想していなかったエイリアは飛び退いた。
「ダイナモの右腕。そいつを解析すればいい物が見つかるかもしれねえぞ?」
「どういうこと?」
「ダイナモはシグマウィルスが蔓延しているコロニーにいながら発症した様子は見られなかった。もしかしたらシグマからシグマウィルスのワクチンプログラムを入手していたかもしれねえ。」
「成る程、シグマ本人が手渡したワクチンプログラムならばより確実にイレイズしたイレギュラーを正常に戻せる。分かった、ライフセーバーに伝えておこう」
とにかく、招かれざる来訪者がいなくなったことで、シグナス達は胸を撫で下ろすのだった。
そしてダイナモは依頼人のシグマから与えられた拠点で右腕の修理をしていた。
「…一体、何だったのかねえ、あれは……」
彼女の体が光り輝いた瞬間、気を取られたダイナモはビームサーベルで右腕を切断された。
それだけなら大して気にはしなかったが、問題はそこじゃない。
自分の右腕を切断したのは、ルナではなかった。
かつてのドップラーの反乱…別名、第三次シグマ大戦の時にシグマに操られたドップラーが世界中のレプリロイドを研究して造り出され、エックス達と戦い、最終的に敗れたヴァジュリーラFFであった。
ヴァジュリーラFFの姿となったルナが振るったビームサーベルで右腕を斬り落とされてしまったのだ。
「…何者…なのかねえ……」
コピーとして造られるレプリロイドは職業柄、よく見てきたが姿と能力をコピーする能力など聞いたことがない。
しかしこれはよく考えれば…。
「謎の能力を持つ気の強い可愛い女の子…これは退屈しなさそうだ。ルインちゃんに続いて楽しみが増えた
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