暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第101話:Enigma Laser Area
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ゃないのかな?」

「俺はただのジャンク屋さ。パーツを得るためにイレギュラーを処分して、そのパーツを売っ払って利益を得る…たまに実力を買われて用心棒をしたり…非合法なことをしている点はお前に近いかな?」

「成る程、ある意味同業者なわけね。それにしてもアイリスちゃんといい、君といい。可愛い女の子ばかり来るとは…僕は罪な男だねえ!!」

「生憎、俺はてめえみたいな男は好みじゃねえんだよ!!」

ショットを連射するが、ダイナモはダメージを感じさせない動きでレーザーの嵐をかわす。

「チッ!!流石に大人しく喰らわねえか!!」

「当然…喰らいな!!」

どこに隠し持っていたのかブレードを連続で投擲するダイナモ。

ルナはブレードの軌道を読みながら回避するが、それは隙となり、ダイナモは跳躍するとバスターからショットを放つ。

1発のショットが2つに割れて、左右に飛び散る。

「破裂弾か!!」

「それだけじゃあないよ!!」

投擲したブレードがブーメランのように戻って来る。

何とかギリギリでかわしてダイナモにバレットを向け、ダイナモとダイナモが持つブレード、そして投擲されたブレードをロックオンする。

「ホーミングショット…コネクションレーザー、発射!!」

ロックした敵、物体を連鎖的に電撃のようなレーザーを放って攻撃する一撃をダイナモに見舞う。

「やるねえ、そろそろ本気でやるかい?お互いに?」

「ご勝手に。俺にはてめえに構ってる暇はねえんだよ」

「そう…けど、危ないんじゃない?そろそろ本気出さない…と!!」

ダイナモが一気に力を入れると、ブレードを受けていたバレットが弾き飛ばされた。

「チッ!!」

「もらったぁ!!」

ダイナモが横薙ぎで振るったブレードでルナの体を両断しようとする瞬間。

「舐めんなああああっ!!!」

彼女の体が発光し、しばらくして光が消えた後には…。

「ふう…」

「っ…」

大きく息を吐いたルナと右腕を切断されて、膝をついているダイナモの姿があった。

「っ…その能力は…一体…?」

信じられない物を見たかのようなダイナモにルナはニヤリと笑った。

「秘密♪俺としては…お前の体の一部を手に入れられただけでも儲け物だぜ…」

「全く…信じられない物を見たよ…思いがけず力の入ったバトルになっちゃったけど…今日はこれで帰らせてもらうよ…今度はスポーツな感じで戦って爽やかな汗をかきたいね…シーユーアゲイン!!」

ダイナモは転送装置を使い、何処かへと消えた。

「…ふう、何とか追い払えたか…エニグマには何の損傷もなし…おい、アイリス、ゲイト。大丈夫か?」

「え、ええ…」

「な、何とかね……」
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