暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第101話:Enigma Laser Area
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げ捨てる。

「がはぁっ!!」

強かに全身を床に叩きつけられたダグラスが呻く。

「ダグラスさん!!」

「おお、こいつは驚いたなあ。究極のレプリロイドの片割れのアイリスちゃんじゃないか。結局エックスさんもゼロさんもルインちゃんもお留守で、ここにいるのは弱いハンター達とアイリスちゃん1人?こりゃどうなってんのかねぇ?いくら潜在能力はあっても非戦闘員のアイリスちゃんを出すなんて…ひょっとして、ハンターの連中は俺を舐めてんのか?」

「(…どうやら私と兄さんの関係は知ってても、私がしようとしていることには気づいてないみたいね…ごめんなさいゼロ…)」

カーネルのメモリーチップを取り込もうとするアイリスだが、その前にダイナモに阻止される。

「お生憎様、アイリスちゃん。旦那から君のことはよ〜く聞いてるんだ。君がお兄さんのメモリーチップを取り込むことでとんでもない化け物になるんだってこともね」

「っ…!!」

あまりの握力にカーネルのメモリーチップを落としてしまうアイリスに対してダイナモは薙刀型のビームサーベル・Dブレードを抜いた。

「アイリスちゃんに恨みはないけど、悪く思わないでくれよ。じゃあね」

ダイナモがブレードをアイリスに振り下ろそうとした瞬間。

「っ!!」

殺気を感じたダイナモは咄嗟に顔を横にずらすと、ダイナモの頬を高出力レーザーが掠る。

「調子に乗ってんじゃねえぞ糞野郎。とっととその薄汚ねえ手をアイリスから放せ」

高出力レーザーを放ったのはルナであった。

二丁の拳銃型レーザーショットであるAバレットを握り締めながら、ダイナモを睨み据える。

「糞野郎とは随分と酷い言い方だね。傷付くなあ」

傷付いたようにそう言いながらダイナモはブレードを構えてルナに突っ込む。

武装から見て遠距離戦に特化したレプリロイドだと思ったのだろう。

「残念だったな、俺のバレットにはビームコーティングが施されているからビームサーベルを受け止めるのは簡単だぜ。」

片方のバレットでダイナモのブレードを受け止めると予めチャージしていたもう片方のバレットを向ける。

「喰らいやがれ!!」

フルチャージされたチャージレーザーが放たれるが、ダイナモは咄嗟に後方に跳躍することで回避する。

しかしそれを見たルナが不敵に微笑んだ。

それにダイナモが訝しむが、チャージレーザーは壁に反射し、ダイナモの右肩を貫通した。

「くっ…反射!!?」

「リフレクトレーザー…このバレットのフルチャージのレーザーは、壁や障害物に反射する能力があるんだよ。どんな手練でも流石に反射の軌道は読みにくいだろ?さあ、覚悟しろよ!!人様の客に手を出しやがって!!」

「客?君はハンターじ
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