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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica37-B大隊壊奏曲〜Hunting〜
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にもステガノグラフィアを送る! 君たちは先に行け!」
――
天地に架かれ
(
コード
)
、
汝の明星
(
ルシフェル
)
――
スバル達を隔てるように火炎砲8発を横一列に床から発射させて壁とし、仮面持ちから放たれた氷の短剣13発を防がせる。スバル達が潜ったドアが閉じて、ピピッとロックが掛けられたのを確認してから砲撃壁を解除。
「一体誰がヴィヴィオちゃんをあなたと間違えて連れて来たのか・・・!」
「そもそも、誰だろうが失敗していたよ。今朝からお前たちの行動はお粗末だったからな」
「なに・・・?」
「これまでにも監視の目はあった。が、今朝は特に増えていた。何故か。ヴィヴィオ達と俺たちオランジェ・ロドデンドロンが今日と明日、別行動を取るからだ。以前みたく俺やシャル達が姿を消して密かに護衛に付かないか不安だったんだろう? だから監視を増やした」
仮面持ちは無言を貫く。その反応は肯定だと取ろう。
「俺とシャルはそれをチャンスだと思った。あぁ、お前たちは今日ヴィヴィオを拉致するんだな、と判ったからな。だから俺は次元港で、監視の目を騙してやった。お前は知らないだろうが、シャル達と帰った俺は偽者だよ」
「偽者・・・!?」
「俺ははやてと話しながらそれぞれトイレに入った。で、そこで俺は自分の分身エインヘリヤルをトイレから出した。お前たちはそれを俺と認め、後からトイレから出てきた変身魔法で変装していた俺をスルーした。ヴィヴィオ達からは一便遅れて本局に着き、そこからは別の局員やヴィヴィオへと変身して・・・このとおりだ。ザマァ見ろ。偽者に振り回されてきた俺たちが、偽者でお前たち大隊を振り回してやった!」
わざとらしく大笑いしてやったら、仮面持ちが「小賢しい真似を!」怒鳴り声を上げた。そっくりそのまま返したやりたい。お前たちもその小賢しい真似で、アリサ達は汚名を着せられた。その償いはさせる必ず。
「来いよ。お前たちが教会騎士団だろうがなんだろうが関係ない」
変身魔法を解除して本来の俺の姿へと戻る。身長だって見栄を張った180オーバーじゃなく、成長の止まったままの155。だから仮面持ちが「・・・え?」と抜けた声を漏らした。
「これが今の俺の本当の姿だよ。なんだ? 自分より小さくなったから闘いにくいとか言わないだろうな」
『マイスター? ちょっと煽りすぎじゃ・・・?』
「こっちはこっちで鬱憤が溜まっているんだ。まずはこの女に吐き出す」
「ほざけ! 最後の大隊、氷結の騎士ウルと・・・」
『その融合騎ズィプツェーン!』
――パンツァー・クリスタル――
「『参ります!』」
両手と両足に氷の籠手と脚甲を装備したウルと名乗った仮面持ちは、床を滑るように向かって来た。重そうな右腕を振りかぶ
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