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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica37-B大隊壊奏曲〜Hunting〜
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下の壁がガラス張りになったところで、ガラス壁の向こうへと目をやると、デバイスを起動し防護服姿に変身している「スバル、ティアナ!」が、狐の女仮面持ちと対峙していた。

「それに・・・ティーダ一尉!」

スバルとティアナの2人に肩を借りているのはティーダ・ランスター。様子からして自力で歩行できないようだ。視認できるのは今のところあの3人のみ。アリサやミヤビの姿はない。別行動中かもしれない。

「いくぞ、アイリ!」

『ヤー!』

――アクセルスマッシュ――

魔力付加した右拳をガラス壁に打ち付けて粉砕し、「スバル、ティアナ!」達の元へと飛び降りる。

「えっ!? ヴィヴィオ!? 何でここに!?」

「ていうか呼び捨て・・・」

ヴィヴィオの姿に変身している俺の登場に驚いたのはスバルとティアナだけでなく、「ヴィヴィオ様!?」女仮面持ちもだ。ヴィヴィオを拉致するのは判ってはいたが、この場に居るのが信じられないといった風だ。

「ここは俺が受け持つから、スバル達は先に逃げろ!」

「俺?」

「その口調、まさか・・・ルシルさん!?」

「なに!? ルシリオン・セインテスト・・・!?」

仮面持ちにも俺のことが知られてしまうが、カメラも通信系もこちらが掌握しているから他のメンバーには知られまい。俺自身の声で「ああ。助けに来たぞ!」スバル達にそう伝え、仮面持ちにはこれまで舐めさせられた辛酸を思い返し、皮肉たっぷりに「どうもお招きありがとう!」満面の笑顔でそう言い放ってやった。

「おのれ・・・!」

『アイリも一緒だよ!』

「「アイリ!」」

怒りに肩を震わす仮面持ちを無視しながら俺は「アメナディエル、スバル達に脱出ルートの案内を」と、5基1組のステガノグラフィアの内、長女に当たるアメナディエルを名指ししてそう指示を出す。

『はい! 請け負いました!(≧∇≦)b』

スバル達の側に小さなモニターが展開され、アメナディエルが彼女たちに『ルート案内をしますね!』お辞儀した。それと同時にこの部屋にいくつかあるドアの内の1つが開き、矢印マークを持つアメナディエルが『さあ、こちらです!』スバル達に伝える。

「ルシルさん! アリサさんやアリシアさん達が・・・!」

「マリアンネ教皇たちともバラバラになっちゃって・・・!」

「逃がさない! ズィプツェーン!」

――フリーレンドルヒ・ツヴァイ――

『アイリと同じ魔法!?』

アイリの射撃魔法と同じ形状に、ズィプツェーンという名前。ズィーベン(アイリ)の後継機で間違いないだろうな。ミミル(真名はパイモンらしいが、こちらが馴染みすぎている)製の融合騎はどれだけいるのか。聞いておけば良かったな・・・。

「判った! アリサ達
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