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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica37-B大隊壊奏曲〜Hunting〜
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体と格闘能力で攻撃してくるということだ。ヴィヴィオに合わせてくれているのだろうか。

「せいっ!」

ルルスのストレートパンチを躱すと同時に腕を手に取り、フラメル目掛けて背負い投げ。2人は俺を前後で挟む挟撃陣形だった。後ろに投げれば、打撃体勢に入っていたフラメルに直撃させることが出来る。案の定ルルスの尻がフラメルの顔面に直撃して「きゃあ!」「のわ!?」悲鳴を上げながら2人揃って吹っ飛んだ。

「レストリクトロック!」

「しまった!」「やられた!」

床に倒れたままのフラメルとルルスをバインドで地面に縫い付ける。魔術師でない限り自力では破壊できない。残るはミミルのみ。彼女はその豊満な胸を揺らしながら俺の元へと歩み寄ってくる。

「止まってください! 止まらないと撃ちますよ!?」

――ソニックシューター――

周囲に魔力スフィアを6基と展開してもミミルは歩みを止めず、しかし俺ではなく自身の使い魔であるフラメルとルルスへと軌道変更した。何をするのか判らない以上、「あなたも拘束します!」と、レストリクトロックでミミルを拘束した。

「縛られるのは苦手なのよ〜」

あの間延びした口調でそう言いながら、バインドで絡まっている右足を前に出した。そんなことすら出来ない状態のはずなのに、さらにブチブチとバインドを引き千切りながら左足も出した。

『マイスター! ひょっとして・・・!』

『ああ、信じられないがそれしか考えられない・・・!』

魔術の効果に抗えるのは神秘を含む魔力、つまり同じ魔術だけだ。信じられなかった。しかし目の前で起きている現実から逃避するわけにはいかない。ミミルは自分に絡み付いているバインドを両手で引き千切り、さらにフラメルとルルスを拘束しているバインドも軽々と引き千切った。

『ステガノグラフィア。施設内のシステム掌握率は?』

『現在96%だよ!〜( ̄△ ̄〜)(〜 ̄△ ̄)〜』

『よし。なら俺がこの部屋を出た瞬間にドアを閉じ、ロックを掛けろ』

『了解です!∠(^-^)』

『ついでに監視カメラとAMFも解除しておくよ!((o(>▽<)o))』

『それじゃわたしは、通信や念話の遮断をやる〜!o(^^o)(o^^)o』

俺はジリジリと出口へ向かい始める。ミミルが魔術師である以上、ここで闘えばフィヨルツェンとの連戦になりかねない。トルーデから奪った魔力で足りれば問題はないだろうが、そうでなかった場合のリスクが大きすぎる。

「ヴィヴィオちゃんの姿でありながらフラメルとルルスの猛攻を凌いだのは大したものだわ〜、ルシリオン君」

「・・・あなたはどこの魔術師か?」

イリュリアの技術を継承した魔術師の一族には心当たりがない。フライハイト家等のような大戦時から続く
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