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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica37-B大隊壊奏曲〜Hunting〜
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達に、俺が無事に本拠地に潜入したことを教えないと)」
シャル達は今、大隊の主力と交戦中だという。そういう状況に陥った際、俺が潜入できるまでは時間を稼いでくれ、と伝えていた。そしてそれまでの間は、一緒に居る俺が偽者だと気付かれないように、とも。上手くいっているかどうかは、ここからだと判らないが・・・。
(信じているぞ、みんな)
“エインヘリヤル”の解除を行えば、シャル達も自分たちの思い通りの動きを取れるはずだ。解除を行いつつ、残る戦力をチラッと見る。ウサギの耳を揺らしたフラメルとルルスは、フラメルとルルスは共にAAA+ランクだったはず。魔術師化しているとは言え戦いたくはないな。
『アイリ、サポートよろしく!』
『ヤヴォール!』
「あーそうだ! シスター・トルーデ、それにフィアツェーン? ちょっとごめんなさい!」
――メタスターゼン・トーア――
一種の転移魔法を発動。“闇の書”事件と称される一件の際、魔導犯罪者からリンカーコアを引き抜くために創り出した術式だ。トルーデの胸に左手を突っ込み、リンカーコアを手中に収める。
「っあ・・・!?」
「ロード・トルーデ!?」
――
女神の救済
(
コード・イドゥン
)
――
リンカーコアを体外に出さずにそのままの状態で魔力を吸収してやる。その時に痛みがあるからかトルーデが「うああああ!」悲鳴を上げるが、それに構わずギリギリまで魔力を吸収・・・完了だ。意識を失ったトルーデはぐったりとし、フィアツェーンは「ロード・トルーデ!」と叫ぶように何度も名前を呼ぶ。
――
深淵へ誘いたる微睡の水霧
(
ラフェルニオン
)
――
そんな彼女の顔の周りに、対象を強制的に眠らせる霧を発生させて眠らせ、トルーデの巻き毛に収め直してやる。
(さすがに融合騎から魔力は奪えないよな・・・)
『マイスター! 使い魔姉妹が!』
アイリからの警告。ここまで傍観してくれていたフラメルとルルスが、白衣を脱ぎ捨てて突っ込んで来た。魔術師化を解いての迎撃をするべきだろうが、また魔術師化するのも
魔力炉
(
システム
)
に負担が掛かる。避けるべきだ。
「なら!」
防御特化で攻撃は魔力付加無しで行うしかない。防御魔力を全身に纏う「パンツァーガイスト」を発動。これで魔力・物理両方の攻撃や捕縛系は完全に無効化できる。
「ヴィヴィオ、大人しく投降してください」
「オリジナルのゆりかごと違って、死ぬまで玉座に座らせることはしないって」
「途中で玉座を離れることが出来ますし、自宅にも帰れます」
「そうそう。アルバイト感覚で問題ないって?」
フラメルとルルスが繰り出す高速の拳打を躱しつつ、こちらも拳打や掌底で反撃を行う。幸いなのはこの2人が魔法を使わず、純粋な肉
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