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ソードアート・オンライン ー合わさる剣は2つの世界を一つにしてー「ある科学者とある剣士の物語」
第二話「二人のビーター」
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ラ、ベータテスターだ。なあほかにもいるんだろベータテスター」
 クソ、最悪だ、これじゃベータテスターはただじゃ帰れない。
 そのときだ、キリトが笑いだした。
「ベータテスターだって俺をあんな素人と一緒にしてほしくないな。俺はβテスト中だれよりも高い層まであがった。ボスの刀スキルを知ってたのはそこで刀を使うモンスターと散々戦ったからだ」
 こいつ、いやここは。
「そうだな、こいつのいうとおりだ、いいか教えてやる、キバオウとかいったな。俺はジン。このゲーム、ソードアート・オンラインの剣術顧問だ。茅場は俺の剣術をもとにしてモンスターからプレイヤーのソードスキルまで作った。俺には分かってたのさ、あいつなんてボスの中ではまるで弱いもっと上の層ではこれよりはるかにきつい戦いが待ってるぜ」
「な、なんやてそ、そないなもうチーターやないか、いやそれどころかあんたが茅場の仲間?」
 これにはキリトも唖然とした。
「いっておく、俺は茅場を許さない。あいつは俺の剣術を汚した。俺は絶対にこのゲームをクリアさせる。レベル上げに行き詰まってるやつは俺のところにこい、どんなソードスキルが有効なのかレクチャーしてやるぜ。もちろん講義料はもらうが」
 俺とキリトはここぞとドロップしたアイテムを装備する。
 戦神の鎧。赤い炎に縁取られた日本式の甲冑だ。
「二人のチーターいやビーターか」
 キリトは無言で立ち去ろうとする。あいつは生き残れば強くなる。
 するとレイピア使いの女性が言った。
「まって、あなた名前は」
「HPバーの右になにかかいてあるだろう」
「キ、リト?キリトこれがあなたの名前」
「ああ」
「なんだ、こんなところに書いてあったのね」
「もし仲間の誘いを受けたら断るなよ、ソロプレイヤーにはシステム的に限界があるから」
 キリト、おまえは…
「あなたはわたしたちとギルドを創る約束よね」
「ん?」
 レイだった。思えばこの人に何度も助けられた」
「まさかあの黒いビーターさんとおなじようにソロに成るつもりじゃないわよね」
「ふ、あいつもいったろソロには限界がある、それに一度仲間になったやつを見捨てるような真似はしないさ」
「ふふ、素直でよろしい。よろしくね赤いビーターさん」
 ああ、俺には六人も心強い仲間がいる。
 そして第一層を攻略した。
 酒場に帰って俺たちは剣神連合というギルドを作った。
 ここから僕たちの剣が描く物語がはじまる
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