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ソードアート・オンライン ー合わさる剣は2つの世界を一つにしてー「ある科学者とある剣士の物語」
第二話「二人のビーター」
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入るかだ。レベルが分からない今はどのプレイヤーも素人だ、だがボス発見までにどんな敵と戦ったかでだいたい強さは分かる。俺はいろんなやつと話をした。
近くの酒場で剣士が集まっていたから声をかけた。
「俺はジンだ。今まで一番強かったのは迷宮区のアームライオンだ」
 剣士から驚きの声があがる。アームライオンといえば四本の腕からくる出される連続攻撃で攻略不可能と言われたモンスターだ。
 そしてそいつからドロップしたのが名刀月牙だ。
 そいつを抜いて見せると、剣士たちはもっと驚いた。
 俺は酒場で一躍有名になった。話してる内に武勇伝に話は湧く。
 そして俺はその中で五人の剣士とパーティを組んだ。
 片手剣のロイとルー、レイピアのレイ、そして重剣のトウヤとハルだ。
 そしてボス攻略当日。
「いいわね、わたしたちはボス本体を狙うわ、目指すはボスのドロップアイテムだれがゲットしても恨みっこなし」
 朝日を受けて朱鷺色に輝くロングヘヤーのレイがいう。こいつ美人なんだよな。ちょっと気の強い感じの見た目俺と同年代くらい。笑うと可愛い奴だったり。
「私達は後衛でセンチネルを引きつけるわ」
 ロイとルーは珍しい恋人同士だ。こんなデスゲームでも自分を見失わない二人は頼もしい。
 トウヤとハルは無口だが腕が立つ重剣は相当の筋力パラメータがないといけないその分絶大な攻撃力がある。リアルでは兄弟らしい。
 俺たちはこの戦いが終わったらギルドを組むことを誓った。
 ボスの部屋に入ると大きな鬼のようなモンスターが大剣を構えた。取り巻きが十体。
「前衛、前へ!」
 ディアベルの支持であらかじめ決めていた役割のもと動く。
 よく指揮をしている今の所死者は出ていない。
「ジン、前に三人」
「レイ、スイッチ」
 レイのレイピアが光る。
 続いてトウヤとハルが斬りつける。
 俺が考案したスイッチ三段打ち。織田信長の鉄砲三段撃ちを真似て六人を二人一組にし一人が剣を弾いて一人が攻撃し、それは終わったら後続の二人がまた同じように飛び込む。そして次の二人がまた同じように出る。こうすることで相手の攻撃を無力化しつつ連続でHPを減らすことができる。
 センチネルを三人をまたたくまに倒した俺達はついにボスに向かう。
 戦法は同じだ。
 しかしHPを半分切ったときボスがもったのはタルアールではなく野太刀、しまったボスの情報が違う。
 ディアベルが突っ込む。俺たちはボスと戦いすぎてセンチネルをひきつけてしまっていた。こっちはセンチネルに手一杯だ。
 ディアベルをボスが襲った。黒い服の剣士がディアベルに駆けつける。さっき手練のレイピア使いと良い連携をしていたやつだ。
 しかしディアベルのHPがゼロになった。ディアベルが死んだ。
 くそ、なぜだ、あそこで何故一人で突っ
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