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真・戦国天下御免〜三勇恋姫戦記〜
葵の括!
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葵は印を結ぶと

葵「氷遁・氷塊壁! 」

パキパキンッ!!

ガキィンッ!!

ホージロ「ちぃっ!! 」

桃香「ほっ!? 」

間一髪で葵が繰り出した氷の壁によって桃香は助かった。

だが

ホージロ「こんなちんけな壁ごときに俺が負けるとでも思ったかよ!! 」

ジャキンッ!!

ホージロは腕に鋭い鱗(ウロコ)を出すと

ホージロ「シャークスケイルナックル!! 」

ガリィンッ!!

拳を繰り出し、氷の壁を削り取っていった。

ホージロ「このままテメェも削ってやるぜ!! 」

桃香「いやあぁーっ!? 」

桃香に再び危機が迫る

その時!

葵「桃香様! 」

ぼんっ!!

ババッ!!

葵が繰り出した分身が桃香の前に立った。

ホージロ「まずはテメェから削り取ってやるぜ!! 」

ブォンッ!!

ガリィンッ!!

桃香「あぁっ!? 」

ホージロの繰り出した攻撃により、桃香の代わりに葵が削り取られてしまった。

だがその瞬間!

ぼんっ!!

ホージロ「あんっ!! 」

葵の姿が氷の刃となり

シュシュシュッ!!

ホージロ「うおっ!? 」

ホージロ目掛けて襲いかかってきた。

これぞ葵の十八番忍法・氷分身の術である。

葵「今のうちに! 」

バッ!

桃香「うわっ!? 」

ホージロが怯んだ隙に桃香を抱えて救出する葵であったが

ソー「戦っているのは一人だけではないと言ったであろう 」

葵「!? 」

葵の背後にソーが現れ

ソー「ハァッ!! 」

ズバァッ!!

葵「がはぁっ!? 」

桃香「葵さん!? 」

葵は背中を斬られてしまった。

桃香「大丈夫ですか葵さん!? 」

葵「だ…大丈夫。すぐに止血はしましたし…!? 」

パキパキンッ!!

斬られた直後、傷口を凍らせて止血した葵であった。

ソー「大丈夫か兄者 」

ホージロ「ちっ!!なめた真似してくれやがって 」

ソーがホージロに気をとられている間に離れて距離をとると

桃香「葵さん、私に秘策があります! 」

桃香がいきなりそんなことを言い出した。

葵「秘策ですか… 」

桃香の言う秘策とは…

桃香「降参しましょう! 」

愚策であった。

桃香「降参すれば殺されないでしょうし、すぐに脱落すれば… 」

愚策を言いまくる桃香に対し葵は

パシィンッ!!

桃香「えっ…? 」

桃香の頬をひっぱたいた。

葵「そんな情けないことを言わないでください! 」

葵「確かにあなたは私の知る桃香様ではありません。ですが私の知る桃香様は一応いつだって戦える心をお持ちでした! 」

同じ桃香だというのに目の前にいる桃香はあまりに情けない

葵はその事に腹を立て

主君に対して傷つけてはいけないという忍の掟に背いてまで桃香をひっぱたいたのだった。

葵「あいつらの相手は私がします。桃香様はお
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