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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜霊園の改変〜(3章終了)
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いるのならば今の内に”覚悟しておくといい。”」

「ま、話さないのは貴方達の判断次第だけど…………何も話さないんだったら、腕や足の一本を失う事は覚悟しときなさい。―――先に言っておくけど、私達は今言った事は比喩じゃなくて本当に実行するわよ。」

「くふっ♪お楽しみの”拷問タイム”ってやつだね。」

「あ、終わったらそちらの男性の”後処理”は任せて下さい。幾ら悪しき魂であろうと、”既に死んだ存在”を導くことは”冥き途”の見習い門番たる私の役目ですから。」
アンゼリカ達がゲオルグと黒衣の男に尋問しようとしている中、リタは無邪気な様子である事を申し出ていた。
「…………まさか僕達が絶体絶命の状況に陥るなんてね…………どうする、アルベリヒ?」

「おのれ…………っ、想定外(イレギュラー)どもが……………っ!」
アンゼリカ達に睨まれたゲオルグは表情を歪めて男に判断をゆだね、判断をゆだねられた男は忌々しそうな表情でカーリアン達を睨んだ。するとその時銃弾が音もなくカーリアン達に襲い掛かり、銃弾にすぐに気づいたカーリアンは双剣で次々と斬って無効化した。
「狙撃…………!?まさか…………!」

「ん、要塞へ続く橋を陣取ってエヴリーヌ達の邪魔をしようとした仮面男だね、―――闇夜に隠れたくらいで、エヴリーヌが見つけられないと思っている時点でバカだ…………ね!」
カーリアンが無効化した狙撃を見て狙撃を行った人物に心当たりがあるアンゼリカが呟きかけたその時、アンゼリカの呟きに続くように答えたエヴリーヌは反撃に狙撃を行った人物目がけて次々と矢を放った!
「!!闇夜の狙撃者にも気づいて反撃するとはさすがは”魔弓将”か…………まあ、時間は稼いでやったのだから、十分だな。」
スナイパーライフルで狙撃を行った人物―――ジークフリードは次々と襲い掛かる矢を間一髪のタイミングで回避した後転移の魔導具で転移してその場から消え
「皆さん、制圧した二人が…………!」

「しまった…………!」
ジークフリード同様それぞれ転移の魔導具を発動させて転移しようとするゲオルグと男に気づいたリタの声を聞いたアンゼリカは血相を変えてゲオルグ達を見つめた。
「君達に”知られ過ぎてしまって”始末できずにその情報を持ち帰らせる事は痛いが、ここは退かせてもらうよ、アン。」

「今は目の前の勝利に喜んでおくがいい。そして我らが崇高なる計画を何度も乱した事、必ず後悔させてくれる―――忌々しき異世界の想定外(イレギュラー)ども。」
そして二人は去り際の台詞を口にして転移によって破壊された戦術殻達と共にその場から消えた!


「逃がしちゃいましたね…………」

「ま、今回の私達の役割は”本来は生死不明になるはずだったアンゼリカ・ログナーを守る事”だったか
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