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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第99話:Weapons Stockpile
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リズリーを間一髪でかわすが、すぐに別の場所から突進を繰り出して来る。

「(速い!!)」

大型バーニアの恩恵で直線的なスピードは凄まじく、更に地中の中にいるためにどこから出て来るのか分からない。

なら、全ての感覚を研ぎ澄ませ、グリズリーの気配を探るしかない。

僅かに聞こえてくるドリル音の発生源は自身の真上で、ルインはFXアーマーに換装し、チャージした二丁のナックルバスターを真上に向けた。

「ダブルメガトンクラッシュ!!」

崩れた天井から落ちてくるグリズリーに2発の火炎弾を直撃させる。

「ぐおあああ!!?」

火炎弾をまともに受けたグリズリーは勢いよく落下し、地面に叩き付けられた。

「や、やった…」

ようやくまともなダメージを与えられたことに笑みを浮かべるルインに対して、グリズリーも笑みを浮かべた。

「流石だな…だが、俺も全ての手の内を見せた訳ではない。受けてみろ!俺の最高の技を!!」

そう言って豪腕を翳すグリズリー。

先程放ってきたクレッセントショットの構えと全く同じモーションだ。

放ってきたのも予想通り何の変哲も無いクレッセントショット。

「メガクレッセントショット!!」

しかし今度放ってきたのは先程とは比較にならないくらいにとてつもなく巨大な衝撃波。

「っ!!?」

グリズリーの最強の一撃に目を見開くルイン。

完全に不意を突かれたルインはまともにこれを受けてしまう。

「ーーーーっ!!」

受けたルインは悲鳴すら上げられずに倒れ伏した。

先程とは比べ物にならない巨大な衝撃波をルインは受け、体に刻まれた傷跡から夥しい血液が噴出する。

しかし、ルインは歯を食いしばって何とか立ち上がり、それを見たグリズリーは感嘆した。

「(流石は最強のイレギュラーハンターだ…だが…)」

これで終わらせると言わんばかりに再びメガクレッセントショットの体勢に入るグリズリーに対し、ルインは二丁のバスターを構えて突進する。

「(我が身を捨てての勝負に出るか?面白い!!)メガクレッセント…」

「エディットバスター!!」

グリズリーが爪を振り上げようとした刹那、がら空きとなった脚部に向けて、ショットを放つ。

ショットは不規則な軌道変更をし、グリズリーは回避しきれずに脚部にショットをまともに受けて体勢を崩す。

「ぬぅ!!?」

「たああああっ!!!」

グリズリーの隙を見逃さず、FXアーマーからHXアーマーに換装し、オーバードライブで攻撃力増強とダブルセイバーに属性付与させると、グリズリーの腹部に電撃を纏わせた強烈な斬撃を繰り出す。

「ぐあああああっ!!」

強烈な電撃を纏ったセイバーの斬撃を受けたグリズ
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