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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第99話:Weapons Stockpile
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あ…って、足りないならお金を後程手配しますから…」
武器ブローカーのグリズリーにルインを向かわせたのは最も上手く交渉が出来そうだったからだ。
次点でエックスだが、彼はマッコイーンのいる海に向かっている。
「成る程な…」
確かにオリハルコン以上に兵器の強化を行うのに相応しい物は存在しない。
100年前のギガ粒子砲なら、最新鋭の大型兵器類に性能が大きく劣るが、オリハルコンをエンジンに応用すれば、熱伝導率がゼロに近いことにより、効率よくエネルギーを生み出すことが出来るだろう。
「いいだろう。オリハルコンはあの奥の扉の方にある。好きなだけ持って行け。ただし…」
猛烈な勢いで繰り出されるドリルアーム。
ルインはその攻撃を察知すると瞬時に後方に跳躍し、まずはグリズリーの先制攻撃を回避した。
「何を…」
「オリハルコンが欲しいなら、俺を倒してみろ。」
「私は戦いに来た訳じゃないんです!!オリハルコンさえ売ってくれれば…すぐにここを…」
「…俺は既にウィルスに侵されている…このままでは俺は正気を失い、イレギュラーとなるだろう。正気のあるうちに俺と戦ってくれないか?意識のないうちにお前と戦いたくはない!!」
「でも…」
「…全て定められたもの…逃げることは出来ない…お前も分かっているはずだ。これも任務じゃないのか?さあ、俺と戦ってくれ!イレギュラーハンター・ルイン!!」
「…分かりました…イレギュラーハンターとして、あなたとの勝負、受けて立ちます!!」
「行くぞ!!」
その巨体に見合わぬ軽やかなステップで跳躍しルインに迫るグリズリー。
「っ!!」
「クレッセントショット!!」
予想外の身軽さに硬直したルインに対して、グリズリーの豪腕から繰り出される三筋の衝撃波がルインに迫る。
「ハッ!!」
その衝撃波の弾道を見極めるとルインはそれをZXセイバーで掻き消した。
そしてセイバーからバスターに切り替え、バスターの銃口をグリズリーへと向ける。
「チャージショット!!」
チャージを終えるのと同時にチャージショットをグリズリーへと放つルイン。
勢い良く放たれたチャージショットの一撃は見事にグリズリーに直撃した。
「がはぁっ!!」
クレッセントショットを放った隙を突かれたグリズリーは回避出来ずにまともに喰らってしまう。
「やるな…だが、この程度で!!」
腕をドリルアームに戻し、それをルインに向けて突き出しながら突進する。
ルインは跳躍してかわし、バスターから再びセイバーに切り替えると落下の勢いを加算してセイバーを振り下ろす。
「はあああっ!!」
「ぬうぅんっ!!」
しかしグリズリーは素早く
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