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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第99話:Weapons Stockpile
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い。万が一、世界の希望を邪悪な意思に奪われないためにも』

『分かりました。ルイン、ライト博士からプログラムを受け取ったらすぐに転送して頂戴』

「エイリアに渡せばいいの?…分かりました。プログラムを受け取ります。」

『このカプセルにはファルコンアーマーのフットパーツのパーツファイルがある。ファルコンアーマーは君が使用しているHXアーマーを参考にしている。このフットパーツを装着すれば自由に天を翔け、全身を纏うエネルギーフィールドで敵の攻撃を防ぎ、体当たり攻撃を仕掛けることも可能だ。その名も“フリームーブ”』

ルイン「(つまり…今度は私のHXアーマーと同じで空を飛ぶアーマーって事だね。HXアーマー以上の空戦能力なんて最早何でも有りだねエックス…)」

『わしの息子を頼んだよルイン、エイリア。エックスはロックやブルースのように無理をして、色々と溜め込みやすい』

「はい」

『分かりました』

カプセルに入ると表面にFと刻まれたパーツファイルを入手したルインはライト博士に頭を下げた後、パーツファイルをハンターベースに転送してグリズリーの元に向かう。

そして秘密倉庫の最奥部に着いたルインは辺りを見回したが、誰もいない。

「いない…?あの情報、デマじゃないよね…?あの〜、すみませ〜ん!!グリズリー、いるなら出て来て下さ〜い!!」

あまりにも原始的だが、他に方法がないために声を上げてみる。

すると真上の天井が崩れ、そこから目当ての人物であるグリズリーが現れた。

「誰かと思って来てみたら、噂に名高いルインとは…何とも光栄なことだ」

「あなたがクレッセント・グリズリーですか?」

「そうだ。ルイン、お前の噂は聞いているぞ。同じレプリロイドとしてエックス同様に尊敬している。それで?一体俺に何の用だ?まあ…、イレギュラーハンターが武器ブローカーの俺の前に現れる理由など1つしかないだろうが…」

闘志を漲らせ、戦いの呼吸を取りながらルインに変形させたドリルアームを向けるグリズリーに対してルインはHXアーマーから通常形態のZXアーマーに戻ると、セイバーを下ろしてホールドアップの体勢を取る。

「グリズリー、私はあなたと戦うために来たんじゃなくて、あなたが所有しているレアメタルのオリハルコンを求めて来たんです」

「オリハルコンだと?」

「はい、えっと…今、地球に向かって落下しているスペースコロニー・ユーラシアを破壊するために使用する今から100年前に建造されたギガ粒子砲・エニグマの強化に必要なんです。オリハルコンを砲身とエンジンに使えば、エニグマの強度と出力を大幅に上げることが出来る…市場取引価格の倍値に当たる対価も用意しました。つまり、客として来たんです。だから…売ってくれれば嬉しいな
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