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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第99話:Weapons Stockpile
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ウィルスがあるのに何故渡すのか?
「抗体ウィルスは1回しか使えないからね。恐らくそれは武器に組み込めば無制限に使える代物だろう?」
「そう言うこと、ゼロ。修理を頼まれていた武器…トリプルロッドの改良も終わったぜ。トリプルロッドの改良型の武器、チェーンロッド!!」
ルナがゼロに渡したトリプルロッドの改良型はどこからどう見てもゼロが愛用しているZセイバーの柄である。
「普通のZセイバーの柄にしか見えないが?」
「説明は最後まで聞きな。チェーンロッドは鎖状に伸びるロッドの先端に槍がついた武器なんだ。天井や壁に引っ掛けてぶら下がったり、特定の物を引っぱることが出来る。それだけじゃなくてチェーンロッドは強度と柔軟性を併せ持ち、遠心力と“しなり”を獲得することにより凶悪な威力を誇る武器になる。鞭として使った時の威力はライドアーマーの装甲さえ一撃で両断する。あ、普通にセイバーとしても使えるぜ」
「ほう」
「ただなあ、チェーンロッド用のセイバーじゃ、必殺技は使えねえ。あんたのラーニングシステムとリンクしてるようで…時間が足りなかった」
「構わん、バスターとシールドは?」
「バスターショットもシールドブーメランも完璧に修復したぜ。バスターショットには改良を施して、あんたの手から直接エネルギー供給が出来るようにしたからZセイバーの柄をマガジンにしなくてもチャージショットが放てる。出来るだけあんたが昔使っていたバスターと同じ感覚で扱えるようにしてみたから」
「心遣いに感謝する」
ルナから数々の武器を受け取って万全の状態となるゼロ。
因みにチェーンロッド用のセイバーはバックパックの空いている部分に取り付けた。
やろうと思えば二刀流も出来るようになったために近接戦闘での戦い方の幅が広がった。
「よし!それじゃあ、まずは今の段階で出来ることをやろうぜゲイト!!オッサン!!」
「ああ」
「(オ、オッサン…)ああ、そうだな」
地味に気にしていたことを言われてショックを受けるダグラスであった。
そしてハンターベースを出たルインは、グリズリーの武器密売の秘密倉庫に向かっていた。
倉庫にエニグマの補強パーツの1つであるオリハルコンが存在する為である。
真夜中を猛スピードでトラックが走り、辺りに地面の土塊と騒音を撒き散らしている。
『暴走するトラックを追跡して。秘密の倉庫に辿り着くはずよ』
エイリアの通信に従って、ひたすらトラック上を駆け抜ける。
グリズリーが所有するオリハルコンは希少な金属で、国家と国際企業の間で高値で取引されている代物だ。
どういった経路で入手したのかは不明だが、それがこちらに渡れば、エニグマの強化に大きく関わる。
オリハルコンは
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