暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第98話:Enigma
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だねルナ、僕に解析させてくれないかい?」

『却下、それより何の用だよ?ゼロの武器か?今から向かおうとしてんだけど…』

「それもあるが、今…地球に向けてスペースコロニー・ユーラシアが落ちようとしているんだ」

『へえ〜、ユーラシアが地球に……そりゃあ大変だな〜っ…て、はああああ!!?』

ゼロから聞かされたあまりにも予想外の事態にルナが目を見開いた。

「今、それを回避するために、100年前に建造されたギガ粒子砲・エニグマの補強をするんだが、人手が足りないんでな。メカニックとして来てくれないか?」

『おいおい、俺はハンターじゃないんだぜ?いいのかよ?あんたらにも機密とか色々あるだろ』

「構わんよ。ハンターであろうとなかろうと今は優秀な人材が1人でも必要だからな。機密など世界滅亡に比べれば大した問題ではない」

『…分かったよ。地球の未来やお客さんの命が掛かってることだしな。ただし報酬は…』

「報酬はそちらの言い値で払おう」

『違う。力を貸す代わりに必ず作戦を成功させろってことさ!!』

「…分かった」

ルナ『じゃあ、今からそっちに向かう。俺のハーネットカスタムを全力で飛ばしてハンターベース着くのには少なくとも10分だな』

「分かった。今から10分後に、彼女を迎え入れる準備を」

【了解】

こうして世界の命運をかけた作戦が始まる。
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