暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第98話:Enigma
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であるにも関わらず、たった3人でのパーツ収集に怪訝そうな表情でゼロがシグナスに問い掛ける。

「ああ、シグマウィルスが蔓延している状況で他の者を派遣しても無駄にイレギュラーと犠牲者を増やすだけだ。だがお前達はシグマが爆発したその現場に居合わせながら、その影響を全く受けなかった」

「これからもそうだとは限らないんだぞシグナス。シグマウィルスの自己進化次第ではもしかしたら俺達も感染してイレギュラー化してしまうかも…」

「お前達がイレギュラー化してしまうならコロニーの墜落も何も関係ない。イレギュラーハンターが誇る最強のハンターであるお前達がイレギュラー化してしまった時点で世界は終わりだ」

「確かに…OK。それで私達は何処に向かえば良いの?」

「これからモニターに映す4人の人物に協力を求める事になるだろう。彼らがエニグマ補強・強化の鍵を握っている」

クレッセント・グリズリー:武器ブローカー

大量のレアメタルであるオリハルコンを所有している。

「伝説の金属の名を与えられたレアメタル・オリハルコンはエニグマの砲身補強には必要不可欠な素材。稀少な金属であるオリハルコンを最も多く所有しているのが武器ブローカーのグリズリーなのだ。」

タイダル・マッコイーン:海洋博物館館長

近くの海を占領し、彼の占領する海を利用して、水素を作って核融合を起こす。

「続いては海洋博物館の館長であり、海上警備隊の隊長でもあるマッコイーンの協力を仰いでエニグマの核融合炉の燃料となる必要量の水素を入手してもらいたい。」

ボルト・クラーケン:元イレギュラーハンター

大容量エネルギーカートリッジを保持している。

「それから元イレギュラーハンターであり、現在エネルギー研究所に所属しているクラーケンには大容量エネルギーカートリッジの提供を求める事にしている。」

シャイニング・ホタルニクス:レーザー工学博士

最新型のレーザー装置を持っている。

「最後にレーザー研究の権威であるホタルニクス博士が発明した最新型のレーザー装置こそがエニグマ作戦の最大の肝だ。僅かなエネルギーでも膨大な破壊力を生むエネルギー加速装置の開発には必要不可欠なものだからな。以上の4人の人物に協力を仰ぎ一刻も早くエニグマの改修を完成させるのだ!!」

「でも、仮にパーツが揃ったとしてもコロニー衝突までに間に合うの?」

「下手をしたら、間に合わずコロニー衝突なんてオチになりそうだな」

「何とか間に合わせてみせるさ」

珍しくルインとゼロが不安を口にする。

ダグラスが言うが、それでも不安は消えない。

「メカニックすら足りないからな…残っているハンターをエニグマの整備に回してもどれだけ役に立つか……」

メカニックす
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