暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第98話:Enigma
[2/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
にかなった作戦だね…流石は元精鋭部隊の隊長と言うべきかな?」
「感心してる場合ですか!?」
シグナスとエイリア、ゲイトが告げるあまりに絶望的な事態にエックスもゼロもルインも呆然としたままその場に立ち尽くす。
「シグマウィルスの蔓延で通信機能も麻痺し今は各地のハンター支部とさえ満足に連絡が取れない状態だ。我々は独自にこの未曾有の危機にどうにか対処して行かねばならんが…ウィルスの第一次感染によって既に大多数のハンターが感染し、症状が深刻な者は身動きが取れん状態だ。ゲイト、彼らのウィルス除去にはどれだけ掛かりそうだ?」
「流石に重症者含めて全員となると一朝一夕では終わらないよ。しかもユーラシアの地上激突までの予測時間は16時間しかないだろう?なら、どう足掻いても間に合わないね。ドップラー博士を呼んで、シグマウィルス破壊用の抗体ウィルスを作成してもらっているけど、どれだけ急いでもこのままでは人類もレプリロイドも何もかもが消滅するだろう」
「何て事だ…」
「それでも、地上の混乱にはある程度の対策はしているんでしょ?」
「勿論よ。過去に起きたイレイズ事件…それを応用してイレギュラー化したレプリロイドを強制的にシステムダウンさせたわ。被害を最小限に抑えるにはそれしかなかったの…尤も、ハンターベースのリソースも限りがあるから、主要都市のレプリロイドしか…今、エイリアさんがレプリフォースに連絡を入れてくれたんだけど…どこまで期待出来るか…」
「それで充分だアイリス」
主要都市のイレギュラーによる被害はアイリス達によって最小限に抑えられたが、問題はユーラシアだ。
どうにかユーラシアを破壊しなければならないが、今や地上には地上から大気圏外の標的を撃ち抜けるだけの出力を持つ兵器は存在しない。
度重なる戦乱の果てにその殆どが大破し使用不能となってしまっているのだ。
「政府への報告は?」
「既に報告済みだ。間も無く全世界に向けて最寄りのシェルターへの退避勧告が発せられるだろう。だが、たった16時間で果たしてどのくらいの人々が避難可能なことか……はっきり言って誰がどう見ても今の状況は絶望的だ…しかし…最後の砦である我々までが絶望するわけには行かない。そのため悪足掻きにプランを2つばかり考案してみた。ダグラス」
「おう」
シグナスに言われて席から立ち上がったのはハンターベースの優秀な最古参メカニックの1人であるダグラスである。
「まずは大出力兵器による地上からの狙撃。とは言え…皆も知っての通り、ここ最近の一連の争乱によってそれを可能とする兵器の大半は失われてしまっている。しかし…唯一大気圏外の標的を破壊する事が可能であろうと思われる兵器が存在した。それがこの…」
ダグラスがコンソールパネル
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ